ゼルダやドラクエ、FFの世界を体感せよ! 長剣を巧みに操る「西洋剣術」を習ってみた

井上こん

【写真:千葉こころ】

 日本に剣術があるように、ヨーロッパにもその土地ならではの剣術がある。そして、私たちの周りには、中世ヨーロッパの戦やそれをモデルとしたものが案外多い。

 ご存知、今なお絶大な人気を誇るゲーム作品『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』において長剣はもっともポピュラーな武器であるし、映画『ジャンヌ・ダルク』では重厚な甲冑をまとった騎士が登場する。

 日本のそれとは違う独特な剣術スタイルに憧れを抱いてみるものの、あくまでそれはフィクションの世界であって、実際に体験するとなると……実はできるのだ。

日本初! 西洋剣術を体感できるスクールへ

外観から漂うダンジョン臭 【写真:千葉こころ】

 東京都豊島区にある「キャッスル・ティンタジェル」。ここは映画『ベルセルク』やゲーム『DARK SOULS』、その他数々の作品で剣術アドバイザーを務めた、西洋剣術の第一人者ジェイ・ノイズ氏が7年前に立ち上げた日本初の剣術団体である。

身長は190cm近くあるノイズ氏 【写真:千葉こころ】

私たちにはあまり馴染みのない西洋剣術だが、アメリカやヨーロッパでは本格的なスクールも多く、ドイツ剣術では「HEMA」、鎧を着用する騎士道剣術では「IMCF」という団体がそれぞれ国際大会も開催している。今回訪れた「キャッスル・ティンタジェル」も国際大会に出場しているそうだ。

 創立者のノイズ氏はアメリカ出身。大学時代に出会った中世文化、とりわけ剣術に惚れ込み、それから中世ヨーロッパ時代の剣術の研究に没頭したそう。同団体では、本場ドイツでの修行経験もあるノイズ氏が当時の資料を元に再現した騎士道剣術やドイツ剣術を学ぶことができる。

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著者プロフィール

1986年生まれのフリーライター。グルメ記事のほか、深海生物の食レポやドヤ街宿泊レポ、ローション運動会レポなど体当たり系を得意とする。Pouch、日刊SPA!、女子SPA!、マイナビなどのWEBメディアを中心に執筆。雑誌『散歩の達人』では飲食店の取材を担当。

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