日本バレーボール協会は６日、２０１５年度全日本男子バレーボールチーム「龍神ＮＩＰＰＯＮ」の登録メンバーを発表。今季のプレミアリーグを制したＪＴサンダーズの深津旭弘、パナソニックパンサーズの清水邦広ら３０名が選出された一方で、昨年度の主将でリーグＭＶＰを受賞した越川優がメンバーから外れた。また初選出は８名で、雄物川（秋田）の鈴木祐貴が高校生（１７歳）ながら名を連ねた。

　この登録メンバーから随時選抜されたメンバーが、９月に行われるＦＩＶＢワールドカップ２０１５男子大会終了までの合宿・大会に参加する。

　全日本男子を率いる南部正司監督は、「若い選手たちに国際大会を多く経験させ、チーム全体の底上げを図ることがテーマの今シーズンは、最年少の鈴木祐貴を含む、高校生と大学生を８名選出した。２０１６年のリオデジャネイロオリンピック、２０２０年の東京オリンピックで結果を残すためには、彼らの成長が必要不可欠だと考えている。夏に行われるアジア選手権では優勝、９月に日本で開催されるワールドカップでは上位進出を果たすため、日々強化に取り組んでいきたい。そしてオリンピックイヤーとなる２０１６年には、今シーズンの厳しい戦いを経て大きく成長した若手選手と、これまで全日本男子を支えてきたベテラン勢が一体となるチームで、自信を持ってリオデジャネイロオリンピックに挑みたい」と、プレスリリースを通じてコメントを残した。

１．阿部裕太（３３／サントリー／Ｓ）
２．井上俊輔（２９／ＪＴ／Ｓ）
３．深津旭弘（２７／ＪＴ／Ｓ）
４．深津英臣（２４／パナソニック／Ｓ）
５．米山裕太（３０／東レ／ＷＳ）
６．清水邦広（２８／パナソニック／ＷＳ）
７．栗山雅史（２６／サントリー／ＷＳ）
８．八子大輔（２６／ＪＴ／ＷＳ）
９．千々木駿介（２５／堺／ＷＳ）
１０．松岡祐太（２５／堺／ＷＳ）
１１．渡辺奏吾（２４／パナソニック／ＷＳ）
１２．浅野博亮（２４／ジェイテクト／ＷＳ）★
１３．柳田将洋（２２／サントリー／ＷＳ）
１４．藤中謙也（２１／専修大学／ＷＳ）★
１５．高橋健太郎（２０／筑波大学／ＷＳ）
１６．石川祐希（１９／中央大学／ＷＳ）
１７．鈴木祐貴（１７／雄物川高校／ＷＳ）★
１８．鈴木寛史（３２／サントリー／ＭＢ）
１９．富松崇彰（３０／東レ／ＭＢ）
２０．出耒田敬（２３／堺／ＭＢ）
２１．星谷健太朗（２３／サントリー／ＭＢ）
２２．小宮雄一郎（２２／東レ／ＭＢ）★
２３．山内晶大（２１／愛知学院大学／ＭＢ）
２４．兒玉康成（２０／筑波大学／ＭＢ）★
２５．大竹壱青（１９／中央大学／ＭＢ／ＷＳ）★
２６．小野寺太志（１９／東海大学／ＭＢ）★
２７．酒井大祐（３３／ＪＴ／Ｌ）
２８．古賀幸一郎（３０／豊田合成／Ｌ）
２９．永野健（２９／パナソニック／Ｌ）
３０．鶴田大樹（２３／サントリー／Ｌ）★

※括弧内は左から年齢、所属、ポジション
※★マークの選手は全日本初選出
※年齢、所属は、２０１５年４月６日時点
※ポジション略号：ＷＳ＝ウイングスパイカー、ＭＢ＝ミドルブロッカー、Ｓ＝セッター、Ｌ＝リベロ