バーチャルサーキットでレーサー気分! 「松原渓のスポーツ百景」

松原渓

【Getty Images】

3月はスポーツイベント開幕の季節

 2015年もあっという間に3月を迎えようとしている。3月と言えば、楽しみなスポーツイベントが増える時期だ。Jリーグ(3月7日)、プロ野球(3月27日)に続いてなでしこリーグ(3月28日)も開幕する。女子サッカーはワールドカップ(W杯)に向けた最終準備期間に入った(W杯開幕は6月6日〜@カナダ)。

 同じく3月に開幕するスポーツといえばF1がある。世界を転戦しながら白熱したレースを繰り広げるF1を、一度は生観戦してみたい。生のエンジン音やコーナリング、カラフルなマシンの競演、空気を切り裂く300km超のスピード、そして世界中から集うトップレーサーたち。そこにはスタジアムで見るサッカーの試合と同じように、テレビ観戦とは違う醍醐味(だいごみ)があるのだろう。

 調べてみると、観戦チケット(指定席、駐車券つき)は4万円台〜8万円台までと、なかなかのお値段でびっくりしたけれど、日本で見られる機会は年に一度。しかも、3日間通しで見られるのだとか。今年の日本GPは9月末。人生何事も経験。今年こそ……。

 そんなことをレース好きの知人と話したら、面白そうなネタを提供してくれた。それが、「バーチャルサーキット」だ。

バーチャルサーキットを初体験!

瞬きする暇もないほどの迫力! 【松原渓】

 一見、本格的なレーシングゲームに見えるが、これが実は世界に数台しかないという貴重なレーシングシュミレーターで、プロレーシングドライバーがトレーニングに使用するほど、リアルなレース体験ができるのだそう。

 シュミレーターには世界中の有名コースが100以上も収録されているそうで、F1開催サーキットはほぼ全てをカバーしているのだとか。実際、お客さんの中には「レーサーの気持ちを知りたい」と疑似体験を求めて訪れるファンも多く、女性では彼氏へのプレゼントに、ということもあるそうだ。

 F1の試合前に、このバーチャルサーキットで実際のコースをシミュレーションしてから本番のレースを観戦すれば、よりリアルな感覚で見られることは間違いなさそう。現在、国内ではD.D.R(秋葉原、池袋)、東京バーチャルサーキット(赤坂、大阪)などでこのバーチャルサーキットが体験できる。

「これは、もしかしたらF1観戦初心者の私にとっても、良い教材になるかも?」
 というわけで早速、赤坂のバーチャルサーキットに体験しにいってみた。

1/2ページ

著者プロフィール

サッカー番組のアシスタントMCを経て、現在はBSフジにて『INAC TV』オフィシャルキャスターを務める。2008年より、スポーツライターとしての活動もスタート。日テレ・ベレーザの下部組織であるメニーナのセレクションを受けたことがある。『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生が監督を務める女子芸能人フットサルチーム「南葛シューターズ」にて現在もプレー。父親の影響で、幼少時から登山、クロスカントリー、サイクリングなど、アウトドア体験が豊富。「Yahoo!ニュース個人」(http://bylines.news.yahoo.co.jp/matsubarakei/)でも連載中

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント