【大日本プロレス】石川が岡林を退けV1 次戦に関本を指名=宮本は沼澤に針地獄デスマッチを要求

高木裕美

石川「ベルトの価値高める」

岡林との肉弾戦を制して初防衛に成功した石川。V2戦は関本ととの対戦が決定的 【横田修平】

 2日の大日本プロレス東京・後楽園ホール大会では、1122人を動員。メインイベントのBJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合では、第5代王者の石川修司が岡林裕二を退け初防衛に成功。次期挑戦者には関本大介を指名した。

 長期欠場明けの岡林は序盤からエンジン全開。石川のスプラッシュマウンテンをカウント2ではね返し、起死回生のあびせ蹴りからゴーレムスプラッシュを繰り出すも、カウント2。石川が張り手連打から頭突きで流血させ、ランニングニー2連発で振り切った。

「岡林、最高に痛くて、最高に楽しかったぞ」と挑戦者を認めた石川に、岡林も「今日は完敗です」と認め、互いに再戦を約束して握手。「オレの相手は関本しかいねえだろ」という石川の挑発に、関本も呼応したことにより、石川vs.関本のV2戦が決定的となった。
 昨年11.12DDT後楽園大会で行われた大相撲トーナメントでは関本を倒し、見事優勝を飾っている石川は「プロレスでも相撲でもおまえに負けない」と宣言。「自分らしい戦いでベルトの価値を上げていきたい」と、“呪われたベルト”とまで言われた同王座のブランドを高めていくと誓った。

沼澤が大日本改革をアピール

沼澤がBJWデスマッチヘビー級王者・宮本がピンフォール勝ち。3月1日・後楽園大会での宮本とのタイトルマッチでは「5万9400個の画鋲を用意する」と宣言した 【横田修平】

 BJWデスマッチヘビー級王者の宮本裕向が、“黒天使”沼澤邪鬼に無念のピンフォール負け。次回3.1後楽園大会でのタイトルマッチを「針地獄デスマッチ」として行うことを要求した。

 宮本は木高イサミとのヤンキー二丁拳銃で、沼澤&アブドーラ・小林組と「蛍光灯プリズンタッグデスマッチ」で対戦。4コーナーに蛍光灯タワー、四方のロープに蛍光灯200本を使用した“監獄”で、開始早々沼澤を蛍光灯タワーに激突させると、10分過ぎには沼澤に蛍光灯タワーを乗せてのムーンサルトプレスを発射。だが、この窮地を切り抜けた沼澤は、宮本のハンドスプリングエルボーを切り返すと、真神威で3カウントを奪った。

 敗れた宮本は「針地獄デスマッチでガマン比べだ。こっちは画鋲、剣山、トゲトゲしいものを用意する」と、タイトルマッチでのリベンジを予告。これに沼澤も「黒天使にちなんで、5万9400個の画鋲を用意する」と対抗し、自身が新王者となって大日本を改革していくとアピールした。

伊東がデスマッチドラゴンの本領発揮

有刺鉄線とイスを重ねた上にドラゴンスプラッシュを投下して勝負を決めた伊東 【横田修平】

 第6試合では竹田誠志、塚本拓海組vs.伊東竜二、高橋匡哉組によるボブワイヤーボードタッグデスマッチが行われ、伊東がデスマッチドラゴンとしての本領を発揮した。仲間割れを起こした相手チームに竹刀で殴りかかると、竹田におなじみのイス攻撃を連発。ダウンした竹田の上に有刺鉄線とイスを重ねた上にドラゴンスプラッシュを投下し、勝負を決めた。
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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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