楽しく手軽なニュースポーツ 「松原渓のスポーツ百景」

松原渓

【松原渓】

自分に最適な「生涯スポーツ」って?

ニュースポーツに挑戦! 【松原渓】

 皆さんは「ニュースポーツ」をご存知だろうか。ニュースポーツは読んで字のごとく「新しいスポーツ」を指す言葉だが、定義は1つではない。またニュースポーツでは、必ずしも勝敗を決めることが目的ではない。

 プレーヤーの年齢や人数によって臨機応変にルールを変えたり、気軽に取り組めるスポーツとして、「ニューコンセプト・スポーツ」や「ニュー・コンセプチュアル・スポーツ」の略とも言われる。

 また、米国において20世紀後半以降に新しく考案・紹介されたスポーツ群のことを指す場合もある(new sports)。30種目以上あり、有名なものだとカーリングやダーツ、インラインスケートなどがここにカテゴライズされる。

 このニュースポーツは、高齢化社会と言われる日本でも、子どもから高齢者までが楽しみながら健康維持や体力作りができ、コミュニケーションツールとして注目を集めているようだ。既存のスポーツの特長を組み合わせた競技もあれば、まったく新しい概念から生まれた競技もある。そう考えると、新しい競技は世界中で日々生まれているのかもしれない。

 個人的には、何歳になっても、何か夢中になれるスポーツがあれば幸せだと思う。ただ、自分にとってどんなスポーツが「生涯スポーツ」として最適なのか、今はまだ分からない。「ニュースポーツ」に興味を持ったのは、そんな思いからだった。私の身近にも面白いニュースポーツがあるかもしれない。問題は、どこでニュースポーツを体験できるかということだ。

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著者プロフィール

サッカー番組のアシスタントMCを経て、現在はBSフジにて『INAC TV』オフィシャルキャスターを務める。2008年より、スポーツライターとしての活動もスタート。日テレ・ベレーザの下部組織であるメニーナのセレクションを受けたことがある。『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生が監督を務める女子芸能人フットサルチーム「南葛シューターズ」にて現在もプレー。父親の影響で、幼少時から登山、クロスカントリー、サイクリングなど、アウトドア体験が豊富。「Yahoo!ニュース個人」(http://bylines.news.yahoo.co.jp/matsubarakei/)でも連載中

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