カバディ、アジア一という世界一への挑戦 アジア大会オススメ競技をDoしてみた(6)
【スポーツナビDo】
声の大きさは隣の人に聞こえるか、聞こえないか、くらいで十分。ただし、息継ぎはNG。小さく、長く、リズム良く。一息で、できるだけ長い時間連呼するのが理想だ。
「カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ、カバディ……」
意味を持たない、不思議な単語を連呼しながら行なわれる「カバディ」。スポーツナビDoでは、これまで5回にわたりアジア大会ならではのオススメ競技を紹介してきた。第6回の今回は、大会後半の裏目玉・カバディをピックアップ。アジア大会を前に強化練習に励む日本代表の皆さんを直撃し、その奥深き競技の世界をのぞいてみた。
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南アジア諸国で数千年の歴史
一見、鬼ごっこのようなこの競技は、インドの国技でありバングラデシュやパキスタンなど、南アジアを中心に長く親しまれてきた。そのルーツは武器を使わずに獣を倒す「狩猟」にあると言われ、インドの二大叙事詩の一つ『マハーバーラタ』にも関連する記述があるという。
20世紀に入りルールが統一されていくと、南アジアを中心に競技として発展。日本には1979年に入ってきた。
「日本ではまだ歴史が浅いこともあり、大学やそのOBが主体となったサークルが中心です。幸い、道具らしい道具は必要としませんから場所も選びませんし、お子さんにも楽しんでもらえる競技だと思います」(日本カバディ協会・河合陽児事務局長)
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