サッカー×ゴルフ 奇跡の融合! 世界のおもしろスポーツW杯(1)

スポーツナビDo

【スポーツナビDo】

サッカーボールを蹴ってゴルフをする

広大なゴルフ場で思い切りボールを蹴る、これだけで気持ちいい 【スポーツナビDo】

 サッカーワールドカップ(W杯)がいよいよあす13日に開幕。世界中のスポーツファンが熱狂する1カ月が始まります。4年に1度のこの祭典に合わせて、スポーツナビDoでも何かやってみよう(便乗してみよう)! というわけで、世界各地に存在する“おもしろスポーツ”を特集します。題して「世界のおもしろスポーツW杯」! 知る人ぞ知るマイナースポーツの数々……絶対に負けられない戦いはそこにだってある!?

 第1回目は「フットボールゴルフ」。サッカー(フットボール)とゴルフが融合したニュースポーツで、簡単に説明すると“サッカーボールを蹴ってゴルフをする”。場所はもちろんゴルフ場でプレーし、9ホールもしくは18ホールをラウンド。サッカーボールは5号球を使用します。

 日本フットゴルフ協会によると、このフットボールゴルフは2009年にオランダでルール化され、2012年にハンガリーで第1回W杯を開催。現在、欧米を中心に30カ国以上で楽しまれているなど、その人気は急速に拡大しているそうだ。なんと、あのジダンなど世界中の名だたるサッカー選手も楽しんでいるという。

ゴルフより簡単? ミラクルショットが続出!

当然、バンカーショットもある 【スポーツナビDo】

 よし、これは面白そう、さっそくチャレンジだ!ということで、5月19日に栃木県の名門ゴルフコース「鶴カントリー倶楽部」で開催された第2回フットボールゴルフジャパンオープンに参戦してきました。わがスポーツナビからは、自称“スポナビのゴルフ部長”オシバ編集部員(結構ドルヲタです)がエントリー。普段はサッカー担当で日ごろからフットサルもよくやってるらしいので、われながらぴったりの人選である。

 マイボールを持参し、襟付きシャツ、ゴルフ用のハーフパンツにニーハイソックス、そして自慢のEBCキャップと、服装もバッチリ(フットボールゴルフは紳士のスポーツなので、ドレスコードには厳しいのだ)。お天気にも恵まれて、いざラウンド開始!

「実は先日、フットサルでヒザの靭帯を痛めまして……」と弱気なことを言っていたオシバ編集部員だが、記念すべき第1打はフェアウェイのど真ん中! いっしょにラウンドした同組の誰よりも飛距離が出るナイスショットでの滑り出し。その後も手堅く寄せていき、まず第1ホールはパーが取れそうかなと思いきや、パットが入らずカップの周りを行ったり来たり。結局ダブルボギーとなってしまった。

「力加減が難しいですね。パットでカップの周りを往復してしまうのは、実際のゴルフでも同じなんですが……」

スパープレー、ミラクルショットの連続にあちこちから歓声が 【スポーツナビDo】

 ここでルールの補足をすると、ゴルフ場でプレーすると言っても、コース自体は短縮されており、ゴルフで実際に使用する1コースにつきフットゴルフ用のコースがだいたい2コース設定されている感覚。グリーンは使用せず、ラフの中にカップが掘られている。また、単にゴルフの1コースをフットゴルフ用に2コースに区切っているのではなく、別々のコースをまたいでいるものがあったりと、変化に富んで飽きさせない設定となっている。今回は18ホール・パー73のコースが作られていた。

 また、ゴルフボールと比べてサッカーボールは芝の上をよく転がる。そのため、傾斜などを利用して転がっていった結果、思いがけず2打目、もしくは3打目がそのままカップインというミラクルショットがあちこちで続出。同じ組でラウンドしたプレーヤーも、超ロングショットをそのままカップにねじ込んでしまうなど、スーパープレーの連発に歓声が絶えなかった。

スポナビのゴルフ部長、最終結果は?

真剣にラインを読むEBCキャップの男、今はもう卒業してしまった出席番号8番・裕乃さん推しである 【スポーツナビDo】

 一方、こちらはいきなりの+2スタートとなったオシバ編集部員。相変わらずパットには苦戦していたが、だんだんとコツをつかみ、なんと連続バーディーをゲット。前半9ホールを終えてイーブンパーと、なかなかの好スコアである。ヒザの爆弾も小康状態を保っており、これは後半戦も期待できそうだ。
「ゴルフでは絶対に出ないハイスコアですね。この勢いでアンダーパーを狙います! 負けず嫌いですから頑張るのは当然です」

 実はフットゴルフでは高く蹴り上げるよりも、低い弾道で転がした方が距離を稼げる場合が多い。例えるなら松山君のイーグルショットだ。そこに着目し、思いっきり高く蹴り上げたくなる広大な打ち下ろしコースでも、低く転がしていくという勝負に徹したオシバ編集部員。ただ、どうしてもバーディーは取れず、パーを重ねる我慢のフットゴルフでイーブンパーのまま迎えた17番。ここで、短いパーパットを外してしまい痛恨のボギー、1オーバーとなってしまった。

「これを外したらアンダーパーの夢がなくなってしまう、と思ったら緊張してしまって……」
 どうやらこの手のプレッシャーには弱いらしい。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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