香川真司「しっかり結果を残すだけ」=ヨルダン戦前日、選手コメント
「自分たちのコンディションやメンタル面をしっかり整えて集中して臨めば必ずやれる」と自信を口にした香川 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
1−0と勝利した第2戦のイラク戦で決定機を逃した香川真司は、「気持ちを強く持って蹴れば、より精度も高まる」とゴールへの意欲をアピール。ヨルダン戦では勝ち点1を獲得すればグループ首位通過が決定するが、「自分たちのコンディションやメンタル面をしっかり整えて集中して臨めば、必ずやれる」と勝利を誓った。長谷部誠も「簡単な試合にはならない」としつつも、「そんなに悪いイメージはない」と自信をのぞかせた。
以下は、選手たちのコメント。
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
あまり相手のことは考えていないです。良い選手がいたり、カウンターだったり怖いところはありますが、自分たちのコンディションやメンタル面をしっかり整えて集中して臨めば、必ずやれると思います。
(ブリスベンの暑さの疲労は)あまり感じないですが、試合間隔も短くなってくるので疲労はたまっていくと思います。それは相手も同じ。しっかり準備をしたいです。シュート1つについても集中して、気持ちを強く持って蹴れば、より精度も高まると思う。そういう場面になったときに、しっかり決められるように準備をしていきたいです。チャンスには絡めている分、あとはしっかり結果を残すだけだと思います。
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
長谷部はヨルダン戦について「簡単な試合にはならないと思う」と気を引き締めていた 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
(リスクマネジメントについて)相手の強みはカウンターだし、守備は粘り強く身体を張ってくるので、早い時間帯で点が取れれば自分たちのペースでできると思います。でも我慢しなければならない時間帯もあると思うので、簡単な試合にはならないと思います。(前回のワールドカップ予選で)日本でやったときは6−0で勝って、アウェーでは(1−2で)負けましたが、そんなに悪いイメージはないです。
(自分でミドルシュートを打つことは)その位置までいければいいですが、前の試合もミドルは少なかったので。みんなも崩そう崩そうとしていて、それはできるんだけれど、そればかりになってしまうと相手は的を絞りやすくなる。遠くからのシュートは1つ大事かなと思います。今のポジションで、そこの位置まで行くのはなかなか難しいですけれど、もちろんチャンスがあれば行きたいです。(明日は引き分けでもOKだが)監督も勝ちにいくと言っていますし、それで準々決勝の相手がどこになろうと、結局は倒さないといけないですから。
遠藤保仁(ガンバ大阪)
(明日は引き分けでも1位通過だが)もちろん勝つためにプレーしたいなと思います。ただ状況によっては冷静に戦わないといけない時もあると思う。そういう状況になれば、監督から指示が出るかもしれないですし、出なかったら自分たちでしっかりとコントロールしたいなと思います。
(ヨルダンは縦に速い攻めをしてくるが)まずは一発でやられない、というのが大前提です。(前線の選手が)相手の攻撃を遅らせることができれば、自分たち(インサイドハーフ)ももちろんヘルプに行きながら、やりたいとは思います。プレッシャーをかければたぶんロングボールが多くなると思うので、セカンドボールをしっかりと拾いながら、自分たちもペースが早くならないようにうまくコントロールする必要があるかなと思います。
乾貴士(フランクフルト/ドイツ)
(香川との距離感について)真司が真ん中に入ってきてくれるので、そこを使えればチャンスは生まれると思う。入ってくるスペースは空けてあげたいし、そこに自分も入っていければいいと思っているので、そこのコンビネーションっていうのは意識しています。(グループリーグ突破の)チャンスは3チームありますから、難しい試合にはなると思う。(ヨルダンは)激しくやってくると思うので、そこはコンビネーションだったり個人技だったりでできればいいかなと。