ボートレース多摩川の「ヴィーナスシリーズ第17戦是政プリンセスカップ」（11月13日～18日開催）は16日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。17日の準優勝戦メンバーが決まった。

＜多摩川 5日目 10R 準優勝戦＞
1枠 勝浦　真帆（岡山・岡山）通算11優出1V
2枠 倉持　莉々（茨城・東京）通算20優出3V
3枠 樋口由加里（岡山・岡山）通算61優出5V
4枠 藤堂　里香（福井・福井）通算17優出1V
5枠 山田　理央（愛媛・香川）通算0優出0V
6枠 真子奈津実（福岡・福岡）通算3優出0V
※()内は出身・支部の順

　準優10Rの1号艇は勝浦真帆だ。前々節の蒲郡ヴィーナスシリーズでデビュー初Vを飾り、前節の三国オールレディースでも優出6着に入って自身初の2節連続優出をマーク。勢いそのままに今節も1･1･4･3･1･2･1着で予選3位の活躍を見せ、3節連続優出へ突き進んできた。

　近況の勝浦の強さを象徴しているのが1号艇での成績で、1コースは現在17走連続2連対中（1着14本、2着3本）という抜群の安定ぶり。8月から3カ月以上も1コースで2連対を外していない。準優でも白いカポックで力強く勝ち切って優勝戦へ駒を進めるのか。

＜多摩川 5日目 11R 準優勝戦＞
1枠 小野　生奈（福岡・福岡）通算109優出22V
2枠 富樫　麗加（東京・東京）通算16優出1V
3枠 永井　聖美（愛知・東京）通算115優出20V
4枠 来田　衣織（兵庫・兵庫）通算0優出0V
5枠 塩崎　桐加（三重・三重）通算39優出3V
6枠 高石　梨菜（東京・東京）通算3優出0V

　準優11Rは4号艇の来田衣織に注目したい。1･1･5･1･4･4･3着で予選11位に入る活躍。手にしたモーター36号機は2連対率23.1％で今節使用45基中45位の低調機だったが、初日に4コースまくり差し、2日目に2コース差し、3日目に1コース逃げと3勝を挙げる好走を見せてきた。これが5月の鳴門ヴィーナスシリーズ以来となる約6カ月ぶりの準優出だ。

　来田はこれまで準優に14回乗って6･4･6･6･4･3･6･5･4･6･3･5･6･F着。優出まであと一歩に迫るシーンは何度かあったが、まだ優勝戦には一度もたどり着けていない。5月の鳴門では準優4号艇でフライングを切る悔しい思いも味わった。半年ぶりに巡ってきた準優4号艇で、雪辱を果たしてデビュー初優出をつかみたい。

＜多摩川 5日目 12R 準優勝戦＞
1枠 守屋　美穂（岡山・岡山）通算135優出35V
2枠 香川　素子（大阪・滋賀）通算145優出27V
3枠 清水　愛海（山口・山口）通算6優出0V
4枠 刑部亜里紗（静岡・静岡）通算5優出0V
5枠 今井　裕梨（群馬・群馬）通算30優出4V
6枠 後藤　美翼（東京・東京）通算12優出2V

　準優12Rは中枠に若手勢が並んだ。127期の清水愛海（山口出身・山口支部24歳）【冒頭の写真】と129期の刑部亜里紗（静岡出身・静岡支部27歳）【写真上】だ。清水は前期3コースで16戦4勝の1着率25％と上々の成績。刑部は前期4コースで19戦6勝の1着率32％という好成績を残している。センターで攻撃力のある2人だけに楽しみだ。

　清水と刑部はともに現在B1級だが、清水は前期勝率6.36で来期A1級昇格、刑部は前期勝率6.10で来期A2級昇格を決めている。勢い十分の若手2人が、1号艇の守屋美穂を相手にどんな勝負を挑むのか目が離せない。

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