王者・丸藤、みのるに「尊敬ない」=3.15有明大会でGHCタイトルマッチ
2月11日にTMDKvsKESの王座戦
弾丸ヤンキースへ3度目の挑戦で1年ぶりのタッグ王座に返り咲いたTMDK 【写真:プロレスリング・ノア】
3度目の挑戦でのベルト奪回に「本当に大きな夜だった」と振り返った2人だが、メイン直後の鈴木軍乱入でそれもぶち壊し。丸藤を救出に向かった2人も、ランス・アーチャー、デビーボーイ・スミスJr. に返り討ちにされた。これを受けて、2月11日に行われるノア名古屋大会(愛知・名古屋国際会議場)でニコルス&ヘイストの王者組とアーチャー&スミスJr.の挑戦者組によるGHCタッグ選手権が決定した。
「(KESは)体もデカいけど、ビッグマウス。俺らはクールにいく」と冷静だったTMDKだが、「安っぽいことやってデカい口を叩いてるヤツらから、俺たちはこのベルトも、ノアもすべて守ってやる」と気合十分で勝利を誓った。
「喜びをかみ締める時間を取り戻したい」
アーチャー&スミスJr.のKESに対して「大きなチャレンジになる」と警戒したTMDKだが、「今までどんなヤツも投げ飛ばしてきた」とタッグ王者として自信を見せる 【写真:プロレスリング・ノア】
ニコルス 弾丸ヤンキースとのタイトルマッチ今回が3度目で、試合をするたびにハードになっていってたけど、昨日はこれまでで一番ハードだった。だからこそ勝ってベルトを獲ることができて良かった。
ヘイスト 今までの試合の中でも一番キツかった。去年は弾丸ヤンキースだけじゃなく負けることが多かったけど、見えないところでチームだけじゃなく、個々の進化も果たせた。負けたことからもいろんなことを学んだ。これまでで一番準備を整えて臨むこともできた。その成果が出た戦いだったと思う。
ニコルス シェインが言ったとおり、自分たちの成長したものを出せて、ベルトを獲れた。
――鈴木軍にノアマットを踏みにじられたが?
ヘイスト 昨日は僕らにとって本当に大きな夜だったのに、その余韻をすべてスズキグンにぶち壊された。出来るだけ早く借りを返して、喜びをかみ締める時間を取り戻したい。
ニコルス 俺らは去年ずっとチャレンジャーだったから、チャンピオンになった今、チャレンジしたい気持ちも分かる。KESだろうが、誰だろうが、いつ何時、誰の挑戦でも受けてやる。ただ、彼らは昨日「船が沈む前にすべての宝を持ち去ってやる」と言った。冗談じゃない。そんなことはさせない。彼らはのちのち後悔することになる。まだそれに気付いていない。
「体もデカいけど、ビッグマウス」
今年1月4日新日本プロレス東京ドーム大会で、矢野通と結託した丸藤とTMDKは、飯塚、ベンジャミン、KESの鈴木軍との8人タッグに快勝していた 【写真:プロレスリング・ノア】
ヘイスト とてもデカいしハングリー。俺らにとっても新たなチャレンジになると思う。それに元WWEガイズだから経験も豊富だ。けど、ハングリーさだったら俺らに勝るチームはない。
ニコルス あと、ヤツらはおしゃべりだ。
ヘイスト そう。体もデカいけど、ビッグマウス。
ニコルス デカくて強いけれども、俺たちも簡単にお前たちを投げ飛ばしてやる。今まで俺たちの試合を見てきたことのある人だったらわかると思うけど、今までどんなヤツも投げ飛ばしてきた。彼らはせいぜい自分の試合をすることだね。勝つのは俺たちさ。
ヘイスト ことあるごとに「ぶっ殺す」だとか「ブチのめす」だとか吠えまくってるけど、まずは落ち着けよ…と。彼らはトークもビッグなのがウリなのかもしれないけど、TMDKはクールにいく。ヤツらとは器量が違うよ。
――ノアとの全面戦争になりそうだが?
ニコルス (※ノアのポスターを指差しながら)8人来たところで、ノアにだってこれだけの選手がいる。余裕で相手できる。それだけ、これまでノアでやってきたことに自信と誇りを持ってるから。
ヘイスト ノアは方舟。聖書でノアの方舟は荒波にのまれて多くのダメージを受けたけど、いろんな困難を乗り越えて最後には生き残った。俺たちもそうできる。
ニコルス 戦争するなら態勢は整ってる。せっかくベルトを取った余韻に浸りたかったのに。ヤツらとは1・4でケリがついてるはずなのに、本当にしつこいヤツらだ。自分らが“しでかしちゃったこと”の大きさを、まだ理解してない。
ヘイスト 安っぽいことやってデカい口を叩いてるヤツらから、俺たちはこのベルトも、TMDKも、ノアもすべて守ってやる。