ハルクが鷹木を下しドリームゲートV4 新生MBとミレニアルズの抗争が激化

株式会社ドラゴンゲート

因縁の同期・鷹木と35分を超す死闘

 DRAGON GATE15周年記念イヤーのラストを飾る、2014年最後のビッグマッチ「THE FINAL GATE 2014」が12月28日、福岡国際センターにて開催された。
 メインイベントでは、ドラゴンゲート最高峰王座オープン・ザ・ドリームゲート王者のB×Bハルクに鷹木信悟が挑んだ同王座の選手権試合。同期という間柄ながら、常に互いを意識しあうライバル関係の両者。これまでも髪切りマッチを行うなど因縁深い2人は、常に鷹木が一歩先を行く存在だった。しかし今回は、ハルクが王者、鷹木が挑戦者というシチュエーション。これまでの対戦でも、初めてハルクが鷹木を迎え撃つ立場となった。
 そんな両雄の対戦に相応しく、試合は35分を超す大熱戦に。互いに持てる技を出し尽くしながら、どちらも3カウントを譲らない展開のなか、死力を振り絞ったハルクは鷹木に再三のファーストフラッシュ(顔面蹴り)を浴びせ、ついに死闘に終止符。4度目の防衛を果たした。

新ユニット「Dia.HEARTS」がトライアングル奪取

 このドリームゲート戦を含め、4大タイトルマッチが行われた今大会。6人タッグ王座のオープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合では、前記のB×Bハルクも所属する新ユニット「Dia.HEARTS」の望月成晃、ドラゴン・キッド、ビッグR清水が王者組のジミーズに挑戦。試合は、成長著しい若手のビッグR清水が大奮闘。持ち前のパワーを駆使した砲丸投げスラムをジミー・ススムに決め、自らの手で王座を奪取。若き王者の誕生でDia.HEARTSも勢いに乗りそうだ。

マスクを剥がされたフラミータが失意の帰国

 また、この日は極悪軍団のMAD BLANKEY(以下=MB)が超新世代ユニットのミレニアルズを圧倒。まず行われた中軽量級王座にオープン・ザ・ブレイブゲート選手権では、王者のフラミータにMBのパンチ富永が挑戦。これまで同王座7度の防衛に成功してきた弱冠20歳の若き王者フラミータに対し、富永は反則三昧。最後はフラミータのマスクを剥ぎ取る大暴走で反則負け。
 これまでにない屈辱を味わったフラミータは、防衛に成功したもののベルトの受け取りを拒否。これにより同王座はコミッショナー預かりとなった。

CIMAら完全共闘で勢いに乗る新生MB

 そして、セミファイナルで行われたオープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権では、MBのYAMATO&サイバー・コングがT−Hawk&Eitaを破り、王座を奪取。
 12.3後楽園ホールで行われた「土井ダーツ」にて、MBに強制加入となったCIMA、Gamma、ドン・フジイ、K−ness.のベテラン勢。なかでもCIMAとGammaは、他のメンバーと距離を置いていたものの、この日を境に完全共闘を宣言。一大勢力となった新生MBは、ミレニアルズ完全制圧を高らかにアピールした。

 これにより、年明けの1.16後楽園ホール大会で予定されていた、ミレニアルズvs.MB の5対5全面対抗戦にも俄然注目が集まるが、ブレイブ王座の一件で失意のフラミータが無期限のメキシコ帰国を宣言したことにより、4人での闘いを余儀なくされたミレニアルズ。同試合は4対5のハンディキャップ戦に変更されることとなった。
 2015年のドラゲーマットは、この新生MB軍が波乱の目となりそうな予感が漂っている。

■2015年1月16日(金)東京・後楽園ホール

【決定対戦カード】

<ミレニアルズVS.MAD BLANKEY 4対5全面対抗戦>
[ミレニアルズ]T−Hawk、Eita、U−T、ヨースケ(ハート)サンタマリア
[MB]YAMATO、サイバー・コング、CIMAG、amma、K−ness.

■DRAGON GATE「THE FINAL GATE 2014」
12月28日(日)福岡・福岡国際センター 観衆:7600 人(超満員札止め)

<第7試合 オープン・ザ・ドリームゲート王座選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○B×Bハルク
(35分04秒 ファーストフラッシュ→片エビ固め)
[挑戦者]●鷹木信悟
※王者が4度目の防衛に成功

<第6試合 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合 60分1本勝負>
Eita、●T−Hawk
(25分54秒 ギャラリア→片エビ固め)
○YAMATO、サイバー・コング
※YAMATO組が第35代王者組に

<第5試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 60分1本勝負>
堀口元気H.A.Gee.Mee!!、●ジミー・ススム斎藤“ジミー”了
(19分21秒 砲丸投げ→スラムエビ固め)
望月成晃、ドラゴン・キッド、○ビッグR清水
※望月組が第52代王者組に

<第4試合 60分1本勝負>
吉野正人、戸澤陽、●しゃちほこBOY
(18分12秒 ガンマ・スペシャル→片エビ固め)
CIMA、○Gamma、K−ness.

<第3試合 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○フラミータ
(12分32秒 マスク剥ぎ→反則)
[挑戦者]●パンチ富永
※王者が8度目の防衛に成功も、ベルトの受け取りを拒否したため王座はコミッショナー預かりに

<第2試合 30分1本勝負>
○ドン・フジイ、問題龍
(8分07秒 外道クラッチ)
●U−T、ヨースケ(ハート)サンタマリア

<第1試合 30分1本勝負>
“ハリウッド”ストーカー市川、●“ミスター・ハイテンション”琴香、林悠河
(9分57秒 一騎当千→エビ固め)
ジミー・神田、○ジミー・カゲトラ、Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン
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