V5王者・丸藤、小島聡と防衛戦が決定=第三世代に「最大限の敬意を表して勝つ」
杉浦との激闘に「一番きつかった」
杉浦との激闘を制して5度目の防衛に成功した丸藤 【写真:プロレスリング・ノア】
ひざとエルボーが乱れ飛んだ杉浦との激闘を「今までやったシングルの中で一番きつかった。(一夜明けて)全身が痛いけど、心地いい痛み」と振り返った。次期防衛戦として1月10日の後楽園ホール大会で、新日本プロレス・小島聡が決定。10月のグローバルリーグ戦で敗れた原因となった「ラリアットには気を付けないと」と警戒。ただ、永田裕志に続いて新日本第三世代と言われる小島を迎え撃つことに対しては、「ノアのリングにそういう選手がいない中で、俺たちの前に立ってくれるというのは感謝。最大限の敬意を表して勝ちたい」とコメントした。
「小島選手のキャラは素直に面白い」
「今までやったシングルで一番きつかった」と杉浦とのV5戦を振り返った丸藤 【横田修平】
――昨日の杉浦戦を振り返って?
結果、無事こうやってここにいられることが一番自分にとってもうれしいことなんですけど、試合をしてみて彼の強さ、彼の気持ちも本当によくわかった一戦ですし、今までやったシングルの中で一番キツかった。次やったらどうなるかわからないくらいの相手だと思うし、またノアをさらに盛り上げるためにも彼とはドンドンやりあっていきたいと、改めてそういう気持ちになった一戦でした。
――1.10後楽園にて小島聡選手とのタイトルマッチが決定したが?
次の防衛戦が1月10日と言うことで、ベルトを持って年を越せる。小島選手に勝ったときは確かフランケンシュタイナーだったかな? しっかり、ガッツリと3カウントを取りたいと思ってるんで、この1月10日の防衛戦では必ず小島聡をマットに沈めたいと思います。
――一夜明けて体のダメージは?
全身痛いです。普段の試合も全力でやっているつもりなんですけど、タイトルマッチというのは特別で、次の日にこれだけダメージが残るというのは、そういう試合だったという証拠。そういう試合の中で勝てたというのは自分の中では自信につながる。心地いい痛みかなと。
――ノアでの小島選手をどう見る?
お客さんもブーイングしつつも、小島選手の明るいキャラクターは受け入れられている部分はあると思うんで、“プロレスが大好き”というのが満ち溢れているし、俺はそこは素直に面白いと思うし、そういう先輩だからこそ試合をして倒したい。どちらかというと、こちら側の匂いがする人間。だからやり辛さは全くないし、やり辛さがないだけに仮に負けた時は本当に負けたとき。
「ラリアットには気をつけないといけない」
丸藤は“プロレスが大好き”が満ち溢れている次期挑戦者の小島のキャラを面白いと高評価 【横田修平】
あれをそのまま試合に出してくるのか、試合になったらベビーフェイスになってしまうのかわからないですけど、ダークな小島選手とやってみたいという気持ちもありますね。激しく、厳しく、その上で勝った方が価値があるのかな。
――小島選手が「ノアの象徴になる」と言っていたが?
そういう訳にはいかない。でもそれくらいの気持ちで来てもらったほうが有り難いですね」
――ことし10月のグローバルリーグ戦の時は「負ける要素がない」と言ってたが、ラリアット1発で沈められてしまった。
あのラリアットは気をつけないと。リーグ戦のコメントに関しては強がっていた部分はあったし、あのラリアットさえ喰らわなければ勝てると思ったし。実際食らってしまうとああいう結果になってしまう。この試合では絶対になにがなんでも喰らわない。
――永田裕志選手から獲り返して、今回が小島戦。改めて新日本の第三世代に対してどういう印象?
昨日もリング上で言ったんですけど、ノアのリングにそういう選手がいない中で、俺たちの前に立ってくれるというのは感謝する部分はある。ここを狙ってきてくれるのはありがたい。自分たちだけでは乗り越えられない部分を、この人たちと試合をすることで掴み取ることができると思うんで、最大限の敬意を表して勝ちたいと思う。
――新しい虎王を出すと言っていたが、昨日は出せなかった?
そうですね、この一戦で出したいという気持ちはあります。
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