──ここまでの４試合で３点しか取れていない。攻撃面、連携面での手応えをどう見るか？

　われわれのこれまでの試合については、相手も含めて分析しないといけない。ブラジルは昨日（１２日）、トルコに敵地で４−０と勝利している。しかもまだ失点してない。ウルグアイと対戦して点を取ることも難しい。ポストに当たった場面やＰＫにならなかった場面もあった。ベネズエラでは２得点だが、さらに２得点を挙げるチャンスがあった。ジャマイカ戦は１点だけだったが、あと３点決まってもおかしくない内容だった。でも結果的にゴールが少ないのは事実で、そうした状況を明日のゲームで変えていければと思う。豊田（陽平）は（リーグ戦で）１５得点。岡崎はドイツで、圭佑はイタリアでゴールを決めている。武藤は１３点、残念ながら離脱した小林も１３点。つまりゴールを決められる選手がいる、ということだ。遠藤も真司もそうだ。そんなに心配していないが、実際にゴールを決めないといけないと思う。

──監督の不在中、本田が他の選手に監督の考えを選手に伝えようとしていたことについての評価を教えてほしい。（宇都宮徹壱／フリーランス）

　本田や遠藤が、若い選手に対して力を貸してくれたことについて、彼らに敬意を表したい。今回の合宿では、この２人もキャプテンだった。非常にプロフェッショナルであり、彼らが見本となって若手が成長できればいいと思う。

──小林が離脱して森岡（亮太）が追加で入ってきた。監督もよく知っている選手だが、ポジションやタイプが小林と違うので、構成や起用も変わってくるのではないか（河治良幸／フリーランス）

　何度も言っていることだが、私は（ポジションを）複数できる選手を好む。亮太は中盤でも前線でも使うことができる選手だ。たとえば真司をアウトサイドに使って、亮太を中で使うということもできる。また何度か見ていて、良いと評価している選手なので呼んだ。

──遠藤、内田（篤人）、今野が戻ってきたが、経験のある選手が加わることでの影響をどう考えるか。また、今回の練習ではこの３人はスタメンという感じがするが、実際にはどうか？

　彼らはワールドカップにも出場している、経験を積んだ選手たちだ。それぞれのクラブでも高いレベルにある。そして今、アジアカップが近づいてきている。１月のベースを作っていかないといけない。遠藤がスタメンであることは伝えておこう。それ以外は言えない。遠藤対ホンジュラスの１１人だ（笑）。

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