武藤、決死出陣「11月1日以降白紙!」=デビュー30周年記念大会前日会見
武藤「無の境地で挑みたい」
「11月1日は以降白紙!」と決死の覚悟でデビュー30周年大会に臨むことを誓った武藤(右) 【写真提供:WRESTLE−1】
<メインイベント WRESTLE−1 Championship 60分1本勝負>
[王者]河野真幸vs.[挑戦者]武藤敬司
武藤「自分自身の30周年の、節目の大事な試合ですが、30年プロレスをやっていると身体もそうとうガタがきてますが、このチャンピオンシップが決まったと同時に練習に精進して、それなりのコンディションは作ってきたと思っております。11月1日、明日以降のプロレスのスケジュールは白紙状態になっています。明日、全力で闘うつもりです」
河野「明日は初防衛戦ではありますが、いつも通りDESPERADOのやり方で、僕なりに武藤敬司の30周年をお祝いしようかなと思ってます。明日はプロレスラー・武藤敬司の骨の髄までしゃぶり尽くす覚悟でリングに上がりたいと思います」
――武藤選手に。試合が近づくにつれて試合のイメージとかシミュレーションというのはできてきたのでしょうか?
武藤「一切そういうイメージを抱かないようにしています。何故かというと、イメージしたところでもしそれを上手く身体に伝達できないと、そのイメージ自体が全て崩れてしまいますので。ここはもう、ある意味、無の境地というか、そういう気持ちで挑もうかなと思っております」
――11月1日以降のプロレスの予定が白紙とのことですが、本当に燃え尽きるぐらいの覚悟で闘うってことで良いですか?
武藤「良いです」
――河野選手から「DESPERADOのやり方で」と発言がありましたが、それに対して何か注意している点などありますか?
武藤「いえ。注意していることは全くありません。あくまでも無の境地で臨みたいと思っております」
――無の境地で試合に臨むと言うことは、これまでのプロレス人生の中でどれぐらいあったのでしょうか?
武藤「何度かありますね。例えば40度ちかくの熱を出して試合をしたこともありますし、その時はもう何も思考が働かない状態だったりしましたので。明日はどれだけ自分の搾りカスが出てくるか分かりませんが、その搾りカスに期待して頑張りたいと思います」
船木「闘いに血筋は関係ありません。勝ちます」
エリート一族アルベルト戦へ闘志を燃やす船木(左) 【写真提供:WRESTLE−1】
船木誠勝vs.アルベルト
アルベルト「今回来日できて非常にうれしい。日本で闘うことが自分は大好きなんだ」
船木「明日は両国国技館でドス・カラス選手の息子と試合をします。自分は特に良い家柄でもなく、特別な血筋でもありません。日本のプロレス界の父、力道山。日本のプロレス界の中には、力道山先生の魂が宿っています。闘いに血筋は関係ありません。明日は勝ちます!」
アルベルト「キミのような平民が我々のファミリーについて口にすること自体が不愉快だ。明日は我々のファミリーに対するリスペクトの仕方を教えてやろう」※アルベルトはこの発言の後にスペイン語で船木に罵声を浴びせ、途中退席。
ハーディー「何でグリーンボーイ・真田がこの会見にいるんだ!?」
世界のスーパースター、ハーディーとTAJIRIは真田(左)に眼中なし 【写真提供:WRESTLE−1】
真田聖也vs.TAJIRIvs.マット・ハーディー
ハーディー「日本のプロレスのアイコンである武藤敬司の30周年記念大会に出場できることを非常に光栄に思っている。TAJIRIとはこれまで何度もWWE等で激闘を繰り広げてきた。だから認め合える相手だと思っているが、真田に関してはただのグリーンボーイ。小僧じゃないか! 何でそんな奴がこの会見にいるんだ!?」
TAJIRI「僕もほぼ全くマット(・ハーディー)と同じことを言ってしまいますけど、武藤さんの今回の30周年大会に出場できることはレスラーとして非常に光栄です。それと(真田に向かって)何でグリーンボーイの君がここにいるのかな?と。ただそれだけだよ」
真田「僕はマット・ハーディーとTAJIRIさんはとてもリスペクトしてるんですよ。何故かって言うと、俺が中学生だった頃から世界一の団体で活躍されていたので。あと個人的なことを言うとマット・ハーディーとは闘ったことがありません。TNAで一番人気です。TAJIRIさんはWWEが一番勢いのあった時期に唯一日本人で活躍していた選手だと思いますけど、よくよく考えたらこの二人と闘うことで俺はすごい成長できるなと。この二人のシングルマッチを観たいと言う人もいるとは思いますけど、それはそれで。ここは日本なので、自分が日本と海外で一番輝きたいと思います」
<第6試合 WRESTLE−1vs.TNA 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
カズ・ハヤシ&近藤修司&田中稔vs.ロビー・イー&ジェシー・ガッデス&DJジーマ
DJジーマ「パパパパーン! 3人で一緒に東京に来ることができて光栄だ」
ジェシー・ガッデス「また東京に来ることができて俺はうれしい。何故なら前回(3月2日・両国大会)お前らをぶちのめした場所だからだ。俺達はベストタッグチーム。世界中で一番のタッグチームだ」
ロビー・イー「お前たちは何だ? 若作りしやがって!」
田中「パパパパーン! 何ですか? この空気?(笑)。僕は3月の両国では彼らと対戦していないのでどんな選手か分からないですけど、裸にジャケットって言うのは一世風靡セピア以外僕は認めないので、明日気合いを入れていきます」
近藤「まぁ、アメリカ人の馬鹿が一人増えて、それで日本に戻って来たって感じですけど。彼らの恰好が裸にスーツですが、何か大和(ヒロシ選手)に近いものを感じるなと。大和の扱いは慣れてるんでね。ただ彼らは大和と違ってちょっと狡賢そうなんで、そこだけ気を付けて試合をしたいと思います」
カズ・ハヤシ「3月の両国で負けたのは僕なので、その借りを返したいと思います」
<第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
KAIvs.田中将斗
田中「どこの会場であろうと、どこの団体の大会であろうと、田中将斗の試合をするだけです。KAIがこの試合から浮上するみたいなことを言ってますけど、僕はKAIの踏み台になるつもりはありません」
KAI「この一戦を了承してくれた田中選手、そしてZERO1さん、会社に感謝したいと思います。自分はWRESTLE−1の王者になれませんでしたけど、ずっと闘いたかった相手、田中選手。もう因縁も何もありません。心と身体、思いっきり明日ぶつかって、胸いっぱいプロレスをしたいと思います」
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