サッカー日本代表は１４日、シンガポールでブラジル代表と対戦し、０−４で敗れた。日本は前半１８分にネイマールに決められ、０−１で試合を折り返すと、後半にもネイマールに３分、３２分、３６分と立て続けにゴールを許した。

　試合後、ブラジル代表のドゥンガ監督は４得点を挙げたネイマールについて「非常に素晴らしかった。彼の能力は向上している。サッカーを友だちと楽しむようにプレーしていた」と称賛。また、日本代表についてアドバイスを求められると「日本の（ハビエル・アギーレ）監督も新しいチームをつくろうとしている。今のところその努力は報われていると思う」と話した。

──今日のゲームとアジアツアーを振り返ってほしい。

（中国で行った）アルゼンチン戦は、世界で１、２を争う攻撃的なチームを相手に勝ててよかった（２−０）。今日の日本戦は、われわれの選手が非常に活躍してくれたと思う。

──４得点したネイマールについて。

　非常に素晴らしかった。彼の能力は向上している。今回はキャプテンという任務を与えられていたが、このポジションをしっかりとこなしていた。全体を通してサッカーを友だちと楽しむようにプレーしていた。

──後半、メンバーを入れ替えた理由と将来のメンバーについて。それからピッチコンディションや時差の影響はあったか？

　中国の大気汚染と今日のピッチ状態は、決して良いものではなかった。それでも試合をするしかなかったが、もっといい状態だったらさらに素晴らしいプレーを見せることができた。メンバー交代だが、後半に入って２人のＦＷと２人のＭＦを入れ替えた（編注：実際には後半からＦＷが１人、ＭＦが４人、ＤＦが１人交代で出場）。（控えの）ストライカーは１人しかいなかったのでソウザを（ＦＷのポジションに）入れた。いろいろなメンバーで戦っても問題なかったと思う。

──今日はネイマールだけでなくすべての選手がよくやったが、次は代表の国際試合と国内のリーグ戦やコパ・ド・ブラジルも行われる。メンバーの入れ替えはあるのか？

　これから考える。今回はアルゼンチンとのクラシコと日本戦の２試合に集中していた。今後のことはこれから考える。

──日本代表へのアドバイスを。これだけの大敗から、どう立ち直ればよいのか（日本人記者）。

　日本の（アギーレ）監督も新しいチームをつくろうとしている。今のところその努力は報われていると思う。ブラジルに関しては、一度代表から外れると、新しい選手が代わって活躍するようになり、代表に復帰するには非常に努力をする必要がある。そういう循環によってチームの力が上がっていくのだと思う。

──最後の約１５分でカカ、ロビーニョ、ネイマールがそろったが、また同時に使う可能性はあるか？

　それは試合によって変わってくる。必要であればこういう構成になるし、そうでなければ違った顔ぶれになる。

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