親子で一緒に運動を楽しむ 上達のコツ直伝!シリーズ 第8回

ACS編集部

【(c) Athlete Career Support】

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 元アスリートや現役アスリート、専門家などがさまざまな競技の上達のコツを伝授するシリーズ。第8回は長距離&マラソン日本代表として多くの世界大会に出場し、現在はジュニアアスリートフードマイスターや子供のためのランニングスクール「NEVER RUNNING CLUB」代表として活躍中の大島めぐみさんが登場。“親子で一緒に運動を楽しむ方法”を伝授いただきました!

 お伺いした日はちょうど無料体験会。快晴で気持ちの良い空間に子供たちの笑顔があふれていました。トップアスリートの大島さんが、なぜ子供たちの指導に興味をもったのかお聞きすると、「小さいころは家にいることがなく、追いかけごっこばっかりしていたので、公園で輪になってゲーム機で遊んでいる子供たちを見て違和感を持ちました。学校の特別授業などで子供たちにランニングを教えた時の反応がとても良かったので、ちゃんと子供たちに伝えれば、分かってもらえると思うようになったんです」と語ってくれました。
 大島さんはさらに自分の子育てや指導の経験から、親と子が一緒に運動することの大切さや、家族が子供をサポートしたり楽しむことが運動効果をプラスにすると実感してきました。

 今回は大島さんのトップアスリートとして観点や、フードマイスターとしての視点、指導者と親という両方の立場からの経験から、体験会の練習メニューを含めキーポイントを教えていただきました。

POINT(1)押し付けない、厳しく怒らない

笑顔で接するだけで、子供は安心して自信をもって取り組みます 【(c) Athlete Career Support】

 ときどき公園などで熱血指導している親をみかけますよね? 家族参加という意味ではそういう部分も大事ですが、おしつけたり、厳しく怒ったりしすぎると受け身になってしまい、子供のモチベーションが下がってしまいます。その場合は練習を続けてもなかなか身につかないので、親がその時々の状況を受け入れてあげつつ、子供が自主的に動くまで辛抱しながら待ってあげましょう。

POINT(2)親も一緒になって体を動かす!

親が積極的にお手本を見せてあげましょう 【(c) Athlete Career Support】

 言葉で動きを伝えるのは難しいですし、なかなか子供には伝わらないものです。親は多少できなくてもいいので、恥ずかしがらずに一緒に運動して見本を見せてあげましょう。見本を見せてあげることで、子供の吸収度合いや興味が一気に上がります。親と一緒にできるというだけで子供は嬉しいものですし、モチベーションアップにつながります。親は自分もよりいい見本を見せたくなって体を動かすようになるので、健康的なって一石二鳥です。

POINT(3)遊びを通して楽しく運動する!

ちょっとした遊びを取り入れるだけでモチベーションがアップします 【(c) Athlete Career Support】

 子供は楽しくないと続かないものです。運動の中に遊びを取り入れてあげると積極的になりますし、笑顔が増えて続けられるようになります。遊びの要素は、ジャンケンや動物のマネ、何種類もの動き実施するなど簡単なもので構いません。一番大事なのは、楽しくてやっているうちに自然と身につくことです。そうやっていくうちに、自分から進んで運動をするようになり、より吸収するスピードも上がります。

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著者プロフィール

元十種競技選手の奥山剛史が代表を務める、株式会社アスリート・キャリア・サポート。「スポーツはみんなを元気にする。」をコンセプトに、人とスポーツとの関わりをデザインし、躍動感あふれる社会をつくるためにさまざまなアイディアでスポーツを楽しみ愛する人を応援していきます

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