主将・志村「勝利が女子野球の発展に」=「侍」女子代表W杯4連覇への意気込み
ポーズを取る侍ジャパン・女子代表の5選手。2度目の日本開催となる今大会で、4連覇を目指す 【スポーツナビ】
女子代表は現在、W杯3連覇中。日本野球機構の熊崎勝彦コミッショナーは「ぜひ4連覇を目指して戦ってほしい」と監督、選手たちにエールを送ると、チームを率いる大倉監督は「今回は国内開催で、日本の多くの人に女子野球を知っていただく機会になると思う。そういった意味で、勝たなくてはいけない大会になる」と意気込みを語った。今回の代表選考については「できるだけミスが起こらないように選手を選抜し、攻撃で細かい動きに耐えうる練習を合宿で行った。投手を中心とした守りでミスを出さず、機動力野球をやっていきたい」との方針を示した。また、「はっきり言って、1試合目が豪州ではないほうが良かったとは思う」と、初戦で戦う世界ランキング3位の強豪を警戒した。
女子野球のW杯は2004年から2年に1度行われていて、日本では松山で開催された08年以来2度目の開催。チームは1日の豪州戦を皮切りに6試合を戦い、4大会連続の世界一を目指す。
以下は会見に出席した5選手のコメント。
キャプテン志村「代表になりたい女の子が増えるように」
2大会連続で主将を務める志村。前回の経験を生かして、チームをまとめる 【スポーツナビ】
私たちが勝つことが女子野球の発展につながるので必ず勝ちたい。キャプテンとしては2回目(のW杯)で、前回はプレッシャーを感じて思うようなプレーができないこともあった。今回は副キャプテン(中島梨紗)や他の選手もいるので、前回よりは楽に進んでいる。
攻撃では1試合6点を目標に合宿で取り組んだ。日本開催で多くの人に球場に足を運んでもらい、女子野球の魅力、女子でもこれだけ野球ができるんだということを見てもらって、将来、日本代表になりたい女の子が増えるように、プレーをしたい。
副キャプテン中島「チームに流れを持ってくる投球を」
副キャプテンとして、主に投手陣を引っ張る中島。W杯ではリリーフの切り札として起用が予想される 【スポーツナビ】
今までの経験から日本の強みはチーム力、小技、守り。ミスなく全員野球で1勝ずつ積み重ねたい。副キャプテンとして、3回目の大会で投手陣はもちろん、チーム全体のまとまりに目を向けて合宿からフォローしてきた。投手は7人と人数が多く、ベンチには6人の投手がいるので、ベンチワークをしっかりやろうとは思う。(ピンチの場面でのリリーフ登板が多くなると予想されるが)コースを突いて打たせて、チームに流れを持ってくる投球がしたい。その準備をしてきた。