【夏】第3回 夏はプールで走力アップ クロストレーニングで夏を乗り切ろう!

青山剛

誰でも簡単にできる「水中ウォーク」

【撮影:真崎貴夫】

 最後に今回は誰でも簡単にできる水中トレーニングの代表「水中ウォーク」を紹介します。ポイントは、「足で歩くのではなく、腕で水をかいて歩く」だけです。できれば、みぞおちくらいの水深のプールで行ってください。

・腕を前に大きく伸ばし、できるだけ遠くの水を捕まえるイメージ(ラインは水面位置)

【撮影:真崎貴夫】

・足を無理に前に出さず、腕でかいて進むイメージ(手と足が一緒にならないように!)

【撮影:真崎貴夫】

・頭はぶらさず、遠くへ腕を出すと肩甲骨が動く
 実施時間は15分くらいからスタートして、30分くらいまでできるようになれば、相当な効果が期待できます。肩甲骨の動きも良くなるので、ランニングの腕振りが改善できます。また、ふらふらしてしまう方は、「腹筋とお尻」が使えていなく、「足の拇指球(ぼしきゅう)」に乗れていないので、再度スイッチ(体幹エクササイズ)をしっかり行いましょう。水中は陸上より数倍、自分の弱点が早く分かります。

 夏は水を使って走力アップですね!

(撮影:真崎貴夫)

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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