初心者が走るのに最適なペースの作り方
【青山剛】
ランニングが楽しくないのはイメージのせい
【Getty Images】
皆さんがこれから行っていくランニングは、決して誰かにやらされているわけでないと思いますので、校内マラソン大会のように、嫌々頑張る必要もありません。今後この連載でも詳しく書いていきますが、ダイエット目的でランニングを行う場合、頑張れば頑張るほど脂肪が燃焼しづらいということも頭に入れておいてください。
初心者にとっての最適なペースとは
では、初心者が走る適正なペースはどれくらいなのでしょうか? まだペース感覚もないので「1キロ何分ペース」と言われても困ってしまいますよね。
そんなとき、もっとも簡単に知る方法があります。それは「歩きをどんどんスピードアップして行き、もうこれ以上速く歩けず、走った方が楽だ」となった時に走り始めるペース。これは今までの指導経験からかなりの方に当てはまる、初心者に最適なペースなのです。
呼吸は「しっかり吐くこと」を意識して
【青山剛】
走っている時の呼吸についてよく初心者の方から質問がありますが、私は「自然でいい」とだけ指導します。唯一あるとすれば「しっかり吐くこと」です。しっかり吐くから酸素がいっぱい入ってくるのですが、初心者の方ほど吸う意識が強すぎて、逆に酸素が入りづらい状況になっています。スポイトに水を吸わせるには、一度絞って中の空気を出してからではないと、水が入ってこないのと似ていますね。
誰かと会話ができるペースということは、人の話が耳に入ってくる=余裕があるということにもなりますので、まずは頑張り過ぎず、余裕を持って走り始めましょう。
頑張れば頑張るほど続かない、ランニングに限らず何事も同じですね。
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