ラグビー日本代表に加わる「新戦力」 エディーHCは小瀧の成長を評価
豪快な走りを見せるヘスケス「目標は来年のW杯」
念願の日本代表候補入りを果たしたヘスケス 【斉藤健仁】
ヘスケス自身は来日3年目あたりから日本代表を意識し始めた。パートナーのカーラ・ホヘパは、女子のNZ代表で15人制の女子W杯でも優勝し、現在はNZの女子7人制代表でも活躍するなど世界の舞台で戦っていたことも「影響を受けましたね(笑)」。
初の日本代表合宿に際して「うれしい!」と笑顔を見せていたヘスケスは、持ち前の腰の強さと力強いランで積極的にアピールした。「サニックスでは練習の内容も量も違うし、最初はストラクチャーの違いに戸惑った。日本代表ではもっと走って考えないといけない。目標は来年のW杯。チャンスだと思っています!」
帝京大・小瀧「W杯には出場したい」
194センチの長身を生かしてアピールした小瀧(中央) 【斉藤健仁】
スクラムコーチのマルク・ダルマゾはLOとしての組み方を教え、「(小瀧は)ハードワークするし、ポテンシャルもある」と言う元イングランド代表LOのスティーブ・ボーズウィックFWコーチがラインアウトやキャッチのスキルをマンツーマンで指導。LOはベテランが多く、一番年下でも真壁伸弥(サントリー)の27歳。若手の台頭が望まれているだけに、首脳陣の期待のも大きいようだ。
小瀧は「得意としているラインアウトもまだまだでしたし、フィットネスでは全然、追いついていかない。自分のレベルがどのくらいか痛感し、良い刺激になりました」と言いつつも、「W杯には出場したい」と、素直に、まっすぐに来年への思いをプレーにぶつけている。