美の意識を高める「ポーズ」 了徳寺大学「女子トレ部」 第4回
【IRONMAN】
【IRONMAN】
ポーズというと競技者だけのものと思われがちですが、コンテスト出場に関係なく取り入れて良いと思っています。筋トレも筋肉の動きを意識しコントロールしますが、ポーズも同じく筋肉のコントロールを必要とします。
表面的なポーズではなく、筋肉を使ってつくる、それが普通のポーズとの違いで、ボディメイクのための筋トレと密接につながっています。
合同練習の3日前には、了徳寺大学准教授・岡田隆先生のボディビルコンテストデビューとなる東京オープンを観戦。そして70kg級優勝という結果でみんなの気持ちも高まる中、コンテストで見たポーズのイメージを持ちスタート。今回はポーズの中でも基本のフロントリラックスの練習に絞りました。
ポーズの基本・フロントリラックスを練習
【IRONMAN】
フロントリラックスのポイントは、脚にしっかりと力を込め背中を広げ、さらにお腹をしっかりと内側へしまう。簡単に言ってしまえば、この3ポイントに集中するだけなのですが、これが想像以上にキツイのです。
【IRONMAN】
そして、全員を見終えるまでおのおのキープ! 「みんな息してる?」なんて軽い確認をしながら、まだまだ微調整が続きます。
そろってポーズが決まったところで「OK!」の合図。「トレーニングよりキツイかも……」「ジワジワと汗が」とつらさを物語る言葉がもれていました。今回のポージングを通して、この先みんなが学んだこと、自分の考えを自分のカラダでより表現できたらすばらしいですよね!
・カラダのアウトラインを見せる基本のポーズ
・背中からウエスト、ウエストからヒップ、太ももへとつながるメリハリのあるラインを見せ、さらに肩の張り出しを加え、全身のバランスを見せる
シエカ流ポーズのポイント「基本のフロントリラックス編」
【IRONMAN】
ボディデザインと同じく、女性だけに関わらず男性の「かっこいい!キレイ!」と感じるポーズをよく見てイメージを膨らませる。
・まずは大まかなラインを作る
いきなり筋肉を意識するのはトレーニング同様、難しいもの。力みは忘れ、カラダを型にはめるようにアウトラインを作ってみる。
・足から決める
女性の場合(ボディフィットネス)、両かかとを付けつま先を少し広げます。プリエスクワットのイメージで内腿を締め、さらに軽くお尻を締めて土台を作ります。
そこから上半身へ意識を向けると、全身に力が入りキープしやすくなります(注: バックのリラックスポーズは下半身の使い方が変わります!)。
【IRONMAN】
背中を広げようという意識を強く持ちすぎると、余計な力みによって肩が前へ出て幅が消えてしまいがち。肩が上がっていないか? 前に出ていないか? 自分の目で肩と肘の位置をチェックすると分かりやすい。広背筋を広げる意識を高める種目としては、ストレートアーム・ケーブルプルオーバーやワイドグリップでのデッドリフトがオススメです。
【IRONMAN】
2位に入賞した2010年第4回オールジャパンミスボディフィットネス選手権で披露したリラックスポーズ 【IRONMAN】
顔の力みや首の詰まった感じを減らすため、視線は少し遠目に向けてもOK。コンテストを目指す方の場合はステージでの時間は限られていますのでスムーズに行えるように練習を重ねることが必要です。