横山典×ゴールドシップ新コンビの手応え=須貝師に聞くジャスタウェイの近況は?

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現時点では疲労回復に専念

安田記念の激闘後、ジャスタウェイ(右)の現状は? 【netkeiba.com】

 安田記念のレース前は、宝塚記念を使うローテーションも示唆されていたジャスタウェイ。しかし、安田記念後にグランプリの回避を発表。

 その理由に関しては「特に悪いところがあるわけではありませんが、かなり疲労が激しい」と須貝尚介調教師から報道を通じて発表されている。今現在のジャスタウェイについて、師に聞いてみた。

「特に変わりがあるわけではありません。どこか悪いので、宝塚記念を回避したわけではないので、現時点では、疲労を回復するという状態ですね。体調や精神状態を見て、牧場とも相談しながら、今後のことを考えていきたいと思います」

 ここであらためて、安田記念について振り返ってもらった。

「あの馬場であの状況、普通なら負けパターンですよね。最後、ハナだけ前に出たのは、ジャスタウェイの根性でしょう。ジョッキーも『この馬、スゴイ』って驚いていましたから」

「負けてはいけない馬」という責任

秋のローテーションはどうなるのか、「話せる状況になれば発表します」と須貝調教師(右) 【netkeiba.com】

 安田記念でダメージを受けたのは、ジャスタウェイだけではない。骨折して戦線離脱したショウナンマイティや、ジャスタウェイと同じように、次走を予定していたものの、レース後の疲労が著しく、次走が白紙で放牧に出た馬も少なくない。ただ「勝ったのだから、なんとか、宝塚記念に出走して欲しかった」というファンがいることも確かだろう。

「あれだけのパフォーマンスをした後、また、超一線級のメンバー相手に宝塚記念を使ってしまうと、その後のことを考えることができなくなると思います。また、中途半端な状態で出走させて、負けることができないし、負けてはいけない馬。ファン投票4位の支持を受けましたが、本当に強いジャスタウェイを見せることができなければ、出走する意味はないと思います。そのあたりは、ファンが一番理解してくれていると思いますし、オーナーとも協議して、納得した上での回避になりました」

「現時点でお話しできることはありませんが、今後については、海外なら、アメリカなのか、ヨーロッパなのか。また、日本ならどのレースから始動するのか。全く決まっていない状況ですが、馬の状態を見て、話せる状況になれば、メディアを通じて発表する予定です。どうか、今後を見守っていただければと思います」

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