お気に入りの1足を探せ! サッカー日本代表選手のスパイク事情

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ナイキの長友モデルに衝撃

本田が着用しているゴールドカラーのスパイク「ウェーブイグニタス3MD」 【写真提供:MIZUNO】

 主力どころでいうと、本田の着用モデルはミズノの「ウェーブイグニタス3MD」。金髪なだけあって、スパイクも金! さすが日本代表のファッションリーダーであります。色だけでなく、縦回転をかけやすくなっており、無回転だけでなく壁を越えて落としたいという本田の要望をかなえる一足。実際の売れ行きも好調のようで、「本田選手の効果は大きいですね。小さい子に人気です」(GALLERY・2新宿アドホック6F店の小山聡太さん)とのこと。

香川モデルの「アディゼロF50 バトルパック」 【スポーツナビDo】

 次に10番の香川は、アディダスの「アディゼロF50 バトルパック」。このモデルは驚くほどに軽い! 試着した中では一番の軽さで、俊敏な動きが命の香川に合ったチョイスとなっています。

メッシのモデルは特別にスパイクのフロントに青色が使われている 【Getty Images】

 ちなみに、アディダスは今大会、全モデルがバトルコレクションという統一コンセプトのデザインになっています。ただ、唯一の例外はリオネル・メッシ(アルゼンチン)で、メッシだけはスパイクのフロントに青色が使われています。こちらも、香川、メッシといった看板選手の影響でジュニア世代での人気が高いようです。

長友が履いているのはナイキ「マーキュリアルスーパーフライFG」(左から2番目) 【写真提供:NIKE】

 長友はナイキ「マーキュリアルスーパーフライFG」。海外選手ではクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)が履いているモデルです。これは、履いてみて一番衝撃を受けた一足。くるぶしまで収縮性のある布地で覆っているところが新発想で、軽い上に足首近くまで覆われているので、フィット感が「大迫半端ないって!」(注:大迫は履いていません)。値段も約4万円と他を圧倒する価格設定ですが、ど派手なカラーとあいまって、草サッカーで注目を集めることは間違いなしです。

右はピンク、左はブルーという画期的なプーマのデザイン

川島永嗣、西川周作、酒井宏樹、長谷部誠をはじめ、マリオ・バロテッリ(イタリア)、セスク・ファブレガス(スペイン)、セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン)らが使用。写真は長谷部モデル 【写真提供:PUMA】

 キャプテンの長谷部誠が履いているのは、プーマの「エヴォパワー1 トリックス」。右はピンク、左はブルーという左右の色が違うデザインが画期的。「これは反響がありました。トレーニングシューズもあるんですが、大人の方もフットサル用にほしいという方が多いですね」(前出の小山聡太さん)と、好評のようだ。同じくプーマ契約選手の川島はGKグローブにもこのデザインが採用されており、両手、両足がピンクとブルーという派手な装いになっています。
 最後は、遠藤が履いているアンブロ。遠藤オリジナルデザインで、日本限定販売。777足しか作られておらず、シリアルナンバーが1足1足に入っています。この機会にたくさん販売しようというガツガツさは感じられず、遠藤のプレースタイル同様にひょうひょうと独自の存在感を放っています。

 年齢層別では、子供はモロに履いている選手への憧れでスパイクを選ぶ傾向が強いようで、ロナウド、ネイマールがいるナイキ、メッシ、香川のアディダス、本田のミズノが人気のようで、30歳前後の社会人もデザイン性で買っていく方が多いようです。それよりも上の世代になると、黒地に白ラインの定番ものを購入されるそうです(筆者はこの部類です)。

 いかがでしたでしょうか、日本代表選手のスパイク事情。最近はフットサルばかりで11人制から遠ざかっているあなた、W杯でちょっといいなと思ったミーハーなあなた、これを期に、スパイクで思いっきりボールを蹴ってみてはいかがでしょうか。

(取材・文:渡邊浩司/スポーツナビ)

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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