早朝にサッカーW杯気分を味わってから出社 ブラジル大使館で朝食無料サービス

エクストリーム出社協会

【日本エクストリーム出社協会】

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開催期間中、ブラジル戦がある日は朝食を無料で食べ放題!――東京都港区北青山にある駐日ブラジル大使館が、何とも太っ腹なイベントを開催しているという。うわさは本当か!? 日本エクストリーム出社協会としては見過ごすわけにはいかないので、早速確認しに行ってみた。

W杯に合わせたイベントを企画

朝6時の北青山(外苑前付近)はゴーストタウンのよう 【日本エクストリーム出社協会】

住宅街の一角にある駐日ブラジル大使館「サッカー2014パビリオン」 【日本エクストリーム出社協会】

 6月13日、午前6時30分。時差マイナス12時間のブラジルでは自国にとって初戦となるブラジルvs.クロアチア戦(日本時間の午前5時試合開始)の真っただ中であるが、ブラジル大使館にほど近い東京メトロ外苑前駅のあたりは人通りもなく、ゴーストタウンのようにひっそりと静まり返っている。ここから5分ほど歩いた閑静な住宅街の中に、会場となる駐日ブラジル大使館がある。
 W杯の開催に合わせ、6月12日から7月18日にかけて駐日ブラジル大使館では、大使館の敷地内に臨時パビリオン「サッカー2014パビリオン」を開設し、W杯に合わせたさまざまなイベントを企画している。今回の「朝食サービス」もその一環で、ブラジルの食卓に上がる朝食メニューを、パビリオンを訪れた人全員に無料で振る舞うという。

いよいよ朝食サービスのキックオフ!

世界的建築家・坂茂氏が手がける「紙製」のパビリオン 【日本エクストリーム出社協会】

閑散から一転、賑やかな朝食会場に。トング片手にテーブルへ向かう人、試合の感想を語り合う人などなど 【日本エクストリーム出社協会】

 オープンよりも少し早く大使館に着くと、早朝とあってか人影はまばら。しかし建物の奥からはときどき「ウオーッ!」という歓声が聞こえてくる。非公開の試合観戦イベントが開かれているらしい。

 この日の試合は、3−1でブラジルの勝利。午前7時、ひときわ大きな歓声が聞こえると、大使館の地下から黄色いユニフォームに身を包んだ人たちが続々とパビリオンに上がってきた。もうひとつのブラジル戦、朝食サービスのキックオフである。

お皿いっぱいの柑橘類、ハム、パン…気分はすっかりホテルバイキング 【日本エクストリーム出社協会】

この日はココナッツ味のケーキに、ポン・デ・ケイジョ 【日本エクストリーム出社協会】

 パビリオンをうめつくす人、人、人……。先ほどまでの殺風景はどこへやら。見た目にも鮮やかな料理が次々と会場のテーブルへ運ばれて、賑やかな朝食のお祭りが始まった。

 ブラジルのチームカラーを反映してか、黄色いメニューが目立つ。中でもイチ押しは、ポン・デ・ケイジョ(チーズパン)」。焼きたてのふっくらした生地に、しっとりした食感のチーズが合う。コーヒーやマンゴージュースなども飲み放題だ。

気分は、つかのまのブラジル旅行へ…

目の前で焼いてくれた「タピオキーニャ」 【日本エクストリーム出社協会】

 朝食サービスの一環として、ブラジルの特産品を用いた料理もその場で振る舞われる。この日もパビリオンの一角で、キャッサバと呼ばれる芋の粉を炒ってクレープ状に丸めた「タピオキーニャ」を調理していた。サラサラした粉の食感とモチモチしたタピオカ独特の食感が同居する、不思議な一品だった。

エントランスの階段を座席代わりに語らう人々。平日の朝8時前とは思えない 【日本エクストリーム出社協会】

 テーブルのそばに立って会話を楽しむ人もいれば、エントランスの階段に座って朝日を浴びながら朝食をほお張る人も。まるで日曜の昼下がりのマルシェ(市場)といった趣だが、時計を見るとまだ8時にもなっていない。ポルトガル語が飛び交う会場にゆっくり腰を下ろしながら味わう朝食は、出社前の筆者を、つかのまのブラジル旅行へ連れて行ってくれた。
 駐日ブラジル大使館の朝食サービスは、今後もブラジルの試合がある朝に行われる。6月18日(水)は朝6時から10時まで、6月24日(火)は朝7時から10時まで。お近くの方はぜひとも、早朝にブラジル気分を味わってからのエクストリーム出社を楽しんでみてはいかが?
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著者プロフィール

「出社をスポーツに!」を合言葉に、出勤時間中、どこまでアクティブに遊べるかを競う「エクストリーム出社」を提唱しているサラリーマン集団。競技の模様は、Twitterハッシュタグ「#エクストリーム出社」で見ることができる。著書に『サラリーマンは早朝旅行をしよう!』(SB新書)

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