W-1のKAIが大仁田のパートナーに名乗り 真のエースへ「電流爆破を体験したい」

大仁田事務所

大仁田の電流爆破デスマッチのパートナーに名乗りをあげたW−1のKAI(右) 【大仁田事務所】

“邪道”大仁田厚が14日午後、東京・神田で記者会見を開き、8.1名古屋『しゃちほこ大花火』のタッグパートナーがWRESTLE−1のKAIに電撃決定したことを発表――次代のプロレス界を担うKAIが邪道ワールドに飛び込み、禁断の電流爆破デスマッチに挑む。(文・小野仁)

“邪道信者”だったことを告白

高校時代からの“邪道信者”を告白 【大仁田事務所】

「電流爆破を体験したいという人間を広く募集します」と8.1名古屋のパートナーを“公募”していた大仁田は、「KAI選手が真っ先に名乗りをあげてくれた」と経緯を説明。これまでリング上では接点のなかった両者だが、実は旧知の間柄とのこと。
 高校生の頃に初めて会場で観戦した試合が大仁田vs.蝶野正洋の電流爆破マッチ(99年4月)であり、足しげく会場に足を運ぶ“邪道信者”だったことを告白したKAIは、「いつか自分の夢である電流爆破をやりたいと思っていた」と明かす。KAIの電流爆破参戦については、「『やりたいならやってこい』と言っていただきまして」(KAI)とW−1武藤敬司社長も了承の上という。

大仁田「電流爆破を若い世代に伝授できるのはうれしい」

KAIは「電流爆破を体験して、エースとは何かを勉強したい」と意気込み 【大仁田事務所】

「恐怖心ももちろんありますけど、それよりも(電流爆破を)経験したい。大仁田さんがかつてFMWのエースとして活躍していたということもあります。自分は今、W−1の真のエースにならなきゃいけないと思ってるんで。大仁田さんの今までやってきた電流爆破というものを体験して、エースとは何かを勉強したい気持ちもあります」と並々ならぬ思いを語るKAIに対し、「怖いぞ、オレは。オマエを取り込んで、W−1に返さないかもしれないぞ」とうそぶきつつ、大仁田も「こういった形でタッグを組めるのは、オレとしては幸せ。こうやって電流爆破を若い、今からのエースたちに伝授できるのはうれしいかぎり」と応えた。

 なお、大仁田の指名をKAIが二つ返事で受け、8.1名古屋に先がけて東京愚連隊興行7,7新宿FACEで両者が初タッグ結成し、高山善廣&KIKUZAWA組と対戦することも緊急決定。大仁田が新星・KAIに邪道のエッセンスを伝授し、プロレス界に新たなうねりが巻き起こる。

■『しゃちほこ大花火』
8月1日(金) 愛知・名古屋国際会議場 開始18:30

<ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ>
大仁田厚、KAI(W−1)
青柳政司、X
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