あの小山薫堂もエクストリーム出社を実践!?
【Getty Images】
FMヨコハマのスタジオがある、横浜ランドマークタワー 【日本エクストリーム出社協会】
朝、横浜ランドマークタワーの10階にあるスタジオには、天谷と椎名の姿が……。小山さんは人気テレビ番組「料理の鉄人」を企画した放送作家で、近年は映画『おくりびと』の脚本家、さらには熊本のご当地キャラクター「くまモン」の生みの親としても知られている。かねてから番組のファンだった天谷は「薫堂さんの手掛けたテレビ番組を見て育ちました。もう、料理の鉄人から憧れの人だったんです。本もたくさん読んでいます!」と喜びを隠せない。
出社前に登山や海水浴、そのほかさまざまなアクティビティをこなすというエクストリーム出社のアイデアは、日本を代表する人気放送作家にはどう見えたのか――。
小山さんも「コンセプトが素晴らしい」と絶賛
FMヨコハマのスタジオ玄関。緊張が高まる 【日本エクストリーム出社協会】
「著書(『サラリーマンは早朝旅行をしよう! 平日朝からとことん遊ぶ「エクストリーム出社」』/日本エクストリーム出社協会編・SB新書」)を拝見して、いいなあと思ったのが、遅刻をしないということ。他人や社会に迷惑をかけず、自分が楽しむこと。このコンセプトが素晴らしいですね!」
この日、番組のお便りテーマが「遅刻の言い訳」。番組スタッフの方が寝坊で遅刻するというアクシデントもある中での出演だったため、特にこのコンセプトが小山さんには響いたようだ。
バブル時代にもあったエクストリーム出社
「思えば30代のころは、仕事が終わって夜のうちに苗場に行って、車の中で寝て。6時にリフトが動きだすので、そこからスキーをして、近くの温泉に入って。それから11時の会議に行く、っていうのを普通にやってましたね」
「天谷さん、これってエクストリーム出社になりますか?」「はい、立派なエクストリーム出社です!!」
天谷が2009年、個人的に会社からの逃避行としてエクストリーム出社を始める前から20年も前、すでに小山さんはエクストリーム出社を実践していたのだった。
今でこそエクストリーム出社という名前を付けて提唱しているが、朝から活発に遊んで仕事へ向かう時間を充実させようという動きは、バブル時代から連綿と続いていたのかもしれない。……というか、バブル時代のアクティビティをこの不景気な時代に図らずともリプレイしているのが、エクストリーム出社なのかもしれない。
「エクストリーム出社の日」を提案
「うちの会社でもエクストリーム社員旅行をしてみたい。朝、クルージングとか行ってみたい。海から昇る朝日を見て、釣りをして、釣った魚を焼き魚にして食べて、10時に出社すると……」
これには柳井さんも「スカッとしますね! 聞いているだけで気持ち良いですもんね」と興味津々。
さらに小山さんは「エクストリーム出社の日を作って、日本の習慣にするとか。日本人がこれを当たり前にやるようになったら、国の幸福度が上がりますよね」と驚きの提案をしてくれた。
「くまモンとエクストリーム出社しませんか?」
番組出演後、小山さん、柳井さんと記念撮影(FUTURESCAPE番組ウェブサイトより) 【日本エクストリーム出社協会】
「くまモンはいま、『熊本県しあわせ部長』ですから。くまモン部長と一緒にエクストリーム出社するイベントとかやってみようかなぁ。やったら、ゲストで来てくれますか?」
思わず声を上げて驚くエクストリーム出社協会の2人。
「ぜひとも!!」
フリートークから生まれた、何ともエクストリームなアイデア。果たして実現なるか!? 実現の折には、この連載で追ってお伝えしていきたい。
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