あの小山薫堂もエクストリーム出社を実践!?

エクストリーム出社協会

【Getty Images】

FMヨコハマのスタジオがある、横浜ランドマークタワー 【日本エクストリーム出社協会】

 5月17日朝、FMヨコハマの人気番組「FUTURESCAPE」に エクストリーム出社協会共同代表の天谷窓大、椎名隆彦が生出演し、パーソナリティーの小山薫堂さん、柳井麻希さんと共演を果たした。

 朝、横浜ランドマークタワーの10階にあるスタジオには、天谷と椎名の姿が……。小山さんは人気テレビ番組「料理の鉄人」を企画した放送作家で、近年は映画『おくりびと』の脚本家、さらには熊本のご当地キャラクター「くまモン」の生みの親としても知られている。かねてから番組のファンだった天谷は「薫堂さんの手掛けたテレビ番組を見て育ちました。もう、料理の鉄人から憧れの人だったんです。本もたくさん読んでいます!」と喜びを隠せない。

 出社前に登山や海水浴、そのほかさまざまなアクティビティをこなすというエクストリーム出社のアイデアは、日本を代表する人気放送作家にはどう見えたのか――。

小山さんも「コンセプトが素晴らしい」と絶賛

FMヨコハマのスタジオ玄関。緊張が高まる 【日本エクストリーム出社協会】

 エクストリーム出社協会のメンバーが出演したのは、週替わりで多彩なゲストを迎えてトークする「KALEIDOSCAPE」というコーナー。序盤から、小山さんはエクストリーム出社のコンセプトに興味津々の様子。

「著書(『サラリーマンは早朝旅行をしよう! 平日朝からとことん遊ぶ「エクストリーム出社」』/日本エクストリーム出社協会編・SB新書」)を拝見して、いいなあと思ったのが、遅刻をしないということ。他人や社会に迷惑をかけず、自分が楽しむこと。このコンセプトが素晴らしいですね!」

 この日、番組のお便りテーマが「遅刻の言い訳」。番組スタッフの方が寝坊で遅刻するというアクシデントもある中での出演だったため、特にこのコンセプトが小山さんには響いたようだ。

バブル時代にもあったエクストリーム出社

 エクストリーム出社の原型となった、朝に自宅を出て羽田空港で朝食を食べ出社するというエピソードを天谷が披露すると、小山さんも自身のエピソードを披露した。

「思えば30代のころは、仕事が終わって夜のうちに苗場に行って、車の中で寝て。6時にリフトが動きだすので、そこからスキーをして、近くの温泉に入って。それから11時の会議に行く、っていうのを普通にやってましたね」

「天谷さん、これってエクストリーム出社になりますか?」「はい、立派なエクストリーム出社です!!」

 天谷が2009年、個人的に会社からの逃避行としてエクストリーム出社を始める前から20年も前、すでに小山さんはエクストリーム出社を実践していたのだった。

 今でこそエクストリーム出社という名前を付けて提唱しているが、朝から活発に遊んで仕事へ向かう時間を充実させようという動きは、バブル時代から連綿と続いていたのかもしれない。……というか、バブル時代のアクティビティをこの不景気な時代に図らずともリプレイしているのが、エクストリーム出社なのかもしれない。

「エクストリーム出社の日」を提案

 天谷に続き、椎名は「エクストリーム社員旅行」を提案。会社の同僚たちと終業後に神奈川県の三崎で宴会をし、翌朝に漁港で朝食を楽しんでから出社するというプランに、小山さんは思わず「それ、採用!」と一言。

「うちの会社でもエクストリーム社員旅行をしてみたい。朝、クルージングとか行ってみたい。海から昇る朝日を見て、釣りをして、釣った魚を焼き魚にして食べて、10時に出社すると……」

 これには柳井さんも「スカッとしますね! 聞いているだけで気持ち良いですもんね」と興味津々。

 さらに小山さんは「エクストリーム出社の日を作って、日本の習慣にするとか。日本人がこれを当たり前にやるようになったら、国の幸福度が上がりますよね」と驚きの提案をしてくれた。

「くまモンとエクストリーム出社しませんか?」

番組出演後、小山さん、柳井さんと記念撮影(FUTURESCAPE番組ウェブサイトより) 【日本エクストリーム出社協会】

 今や知らない人はいない、熊本県のご当地キャラクター「くまモン」。小山さんは、その生みの親としても有名だ。

「くまモンはいま、『熊本県しあわせ部長』ですから。くまモン部長と一緒にエクストリーム出社するイベントとかやってみようかなぁ。やったら、ゲストで来てくれますか?」

 思わず声を上げて驚くエクストリーム出社協会の2人。
「ぜひとも!!」

 フリートークから生まれた、何ともエクストリームなアイデア。果たして実現なるか!? 実現の折には、この連載で追ってお伝えしていきたい。
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著者プロフィール

「出社をスポーツに!」を合言葉に、出勤時間中、どこまでアクティブに遊べるかを競う「エクストリーム出社」を提唱しているサラリーマン集団。競技の模様は、Twitterハッシュタグ「#エクストリーム出社」で見ることができる。著書に『サラリーマンは早朝旅行をしよう!』(SB新書)

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