注目の女優・高橋メアリージュンが語る 美と健康のためのスポーツ

岡大

【t.SAKUMA】

週に2回のジム通い

スポーツ少女だった女優・高橋メアリージュン。その経験は今の仕事にも活かせているという 【t.SAKUMA】

「最低でも週に2回はジムに行くようにしています」

 筋トレ、ランニング、ホットヨガ、キックボクササイズ、ダンス、ピラティス、加圧トレーニング、ロードバイク……。女優・高橋メアリージュンはとてもアクティブな女性だ。弟の高橋祐治は京都サンガF.C.のJリーガーであり、彼女自身も小2から中3までやっていたバレーボールで全国大会に出場したことがあるという。

「スポーツをしていた経験は、今の仕事にも活かせていると思います。厳しくされ慣れているので(笑)。小学生の時、厳しくされることに対して『ありがとうございます』と思える心を養われたので、映画界のきつい仕事にも耐えられるんだと思います。活かせているのは運動能力よりも、根性ですね(笑)」

最新作で演じたのは女闇金業者

『闇金ウシジマくん Part2』より 【(C)2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作委員会】

 2004年からファッション誌『CanCam』の専属モデルとして活躍し、その後女優業へとシフトしてきた高橋メアリージュン。彼女が出演する最新映画は、『闇金ウシジマくん Part2』。10日で5割という違法な金利で貸し付けを行っているカウカウファイナンスのウシジマ社長を軸に、ヤンキー、暴走族、ヤクザ、ホスト、風俗嬢、ストーカーといった連中が駆け引きや裏切りを繰り広げる。その中で、高橋はウシジマのライバルである女闇金経営者、犀原茜を演じている。

「ウシジマ最凶説というのがファンの間にはあるので、ウシジマに負けないぐらい怖いキャラクターにしたいと監督と話していました。ただ叫ぶだけだと普通のヤンキーになってしまって、そんなに怖くないと思うんです。だから、何を考えているかわからない、いつキレるかわからない、情緒不安定な恐さにしていこうという話になりました。

 それで、私は動画サイトで“Crazy Woman”というフレーズで検索して参考にしたんです(笑)。最初は“狂った 女”で検索したんですけど、あんまりヒットしなくて。だったら世界だと思って検索したら、ものすごい数の動画がヒットしました」

体を張った役作り

 そんなユニークなリサーチだけでなく、撮影が始まると体を張った役作りも始めた。

「茜は低血圧だろうと監督からアドバイスされて、毎日の食生活からほうれん草やお肉を抜いて、わざと貧血気味になるようにしました。朝はスカッと起きるタイプだったので、睡眠時間も短めにして。おかげで、現場では茜として常に不機嫌でいることができました。ウシジマ役の山田(孝之)さんには“茜役の女優が俺のことをめっちゃにらんでる”って思われていたみたいです(笑)」

スポーツを楽しむ

「気をつけているのは睡眠と食事」と美と健康の秘訣を語る高橋メアリージュン 【t.SAKUMA】

 普段健康に気をつけているからこそ、こうした無理な役作りができるのだろう。「気をつけているのは睡眠と食事。夜10時から深夜2時の“美のゴールデンタイム”はちゃんと寝ようと心掛けています。食事もジャンキーなものは食べないようにしています」と語る。今年、潰瘍性大腸炎という難病と闘っていることを明かした彼女だが、かなり回復傾向にあるそうで、運動を楽しむこともきっとプラスに働くはずだ。

「最近はあまり行けていないんですけど、スキューバ(ダイビング)が大好きです。1回しかやったことはないんですけど、スカイダイビングやバンジージャンプも楽しかったです。これスポーツじゃないですかね(笑)。でも、度胸がつくと思うので、アクションにも役立つんじゃないかと思います。ワイヤーアクションとかありますから。それと、ドッジボールが大好きなんですけど、大人はやらないですよね。すっごく得意なんだけどなぁ」

闇金ウシジマくん Part2

【(C)2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作委員会】

原作は真鍋昌平の漫画『闇金ウシジマくん』。2010年にドラマ化され、12年には映画版も公開。今年1月からドラマのシーズン2が放映され、今回映画版第2弾の公開となる。監督は前作に続いて山口雅俊。出演は、山田孝之、綾野剛、菅田将暉、中尾明慶、窪田正孝、やべきょうすけほか。5月16日(金)全国ロードショー。
作品写真:(C)2014真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん2」製作委員会
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著者プロフィール

1974年生まれ。エディター&ライター。男性誌『メンズクラブ』編集部、映画雑誌『プレミア日本版』編集部を経てフリーランスに。映画パンフレット、映画誌、カルチャー誌、ファッション誌などで編集・取材・執筆を行っている。幼少期に映画にハマって以来、心は常に文科系映画オタクだが、それに似つかわしくないほど体は体育会系で、高校時代には陸上短距離で県大会2位になったこともある(その時の1位はインターハイでも優勝)

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