朝のウオームアップに最適なヨガ 基礎・第2回「太陽礼拝」

村上華子

Let's TRY

 基本的な13のポーズを連続しておこなう「太陽礼拝(たいようれいはい)」をご紹介します。呼吸と動作を連動しながらダイナミックに動く太陽礼拝のシークエンスは、前屈と後屈を交互に繰り返しながら全身をほぐすため、朝のウオームアップに最適です。リラックスした深い呼吸とともに、太陽の恵みを受けるような気持ちで、伸び伸びと行ってみましょう。

太陽礼拝(スーリア・ナマスカーラ/Surya namaskar)

【坂本清】

「Surya」はサンスクリット語で「太陽」、「namaskar」は「礼拝する」。太陽神に対する祈りや賛美の気持ちを13のアーサナに込めた一連の動きです。

【効果】
ボディーラインを整える、ストレスの軽減、気持ちを前向きにする、集中力を高める。

【ポーズ手順】
(1)背筋を伸ばして真っすぐ立ち(※第1回「山のポーズ」参照)、胸の前で合掌。ひと息吐いて気持ちを落ち着かせる

【坂本清】

(2)両手を左右から大きな弧を描くように回し上げ、頭上で手のひらを合わせる。目線は指先に

【坂本清】

(3)両手を左右から回し下げて前屈。首の力は抜く

【坂本清】

(4)上体を腰の位置まで持ち上げ、腰から背中を伸ばす

【坂本清】

(5)左足を後ろに引き、右足を90度に曲げる。左の踵を蹴り出すイメージで、左足をしっかり伸ばす

【坂本清】

(6)右足も後ろに引き、両足を揃える。足の親指の付け根と両踵を蹴り出し、体を一直線に保つ

【坂本清】

(7)膝をつき、脇を締めながら、胸とあごを床につける

【坂本清】

(8)恥骨と足の甲を床に押しつけ、上体を吊り上げる。肩甲骨を下げるイメージで肩と耳を遠くに離す

【坂本清】

(9)両手で床を押し、お尻を天井に向かって吊り上げる。視線はおへそ。下向きの姿勢で万歳をするように、両腕を伸ばし、脇を開く(3〜5呼吸キープ)

【坂本清】

(10)両かかとを上げ、息を吐きながら右足を両手の間に置く。左足は膝が曲がらないように、まっすぐに伸ばす。一度息を吐き、下腹を軽く締めて体幹を意識する

【坂本清】

(11)左足も前に揃え、上体を腰の位置まで持ち上げる。腰、背中は真っすぐに

【坂本清】

(12)上体を倒して前屈。首の力を抜き、頭頂を下に

【坂本清】

(13)両手を左右から大きな弧を描くように回し上げ、頭上で手のひらを合わせる。目線を指先に
(14)足を入替え、1〜13の手順を2サイクル繰り返す

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著者プロフィール

ヨガインストラクター、ライター。2004年にヨガを始め、綿本彰氏のスクールで指導者としてのトレーニングを積む。仲間とともに設立したヨガスタジオ「HAS YOGA(ハスヨガ)」などで指導を行うほか、ヨガコラムの執筆など多方面で活躍。ヨガを通じ、人々の幸せの輪が広がることを願っている。2012年12月に第一子を出産後は、自身の経験を踏まえながらマタニティヨガの普及にも情熱を注ぐ

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