大仁田が“ゆるキャラ”と電流爆破共闘!?

大仁田事務所

えぼし麻呂(右)のゆるキャラ史上初電流爆破デスマッチ参戦なるか!? 【大仁田事務所】

“邪道”大仁田厚が5月4日の『湘南・茅ヶ崎大花火』(神奈川・茅ヶ崎青果地方卸売市場)で高山善廣&藤原喜明に決着戦を逆要求、また茅ヶ崎のご当地キャラクター・えぼし麻呂に電流爆破“参戦”を呼びかける仰天プランを明らかにした――。(文・小野 仁)

高山&藤原のおびき出しに成功

電流爆破で「くまモン越え」をめざす(?)茅ヶ崎のご当地キャラ・えぼし麻呂 【大仁田事務所】

 今年、空前の“電流爆破ツアー”に挑む大仁田は、その第1弾となった3.21博多『とんこつ大花火』でZERO1の闘将・大谷晋二郎をパートナーに高山&藤原のUWF系コンビに勝利。「これで過去の忌まわしい記憶が断ち切れた」と、かつて新生UWFの試合会場で門前払いを食わされた屈辱を晴らして次戦の5.4茅ヶ崎へ目を向けたが、このままでは収まらないのが3.21博多で大仁田に3カウントを許した藤原、そして昨年10月から爆破マッチで大仁田に3連敗となった高山だ。
「爆破の威力に面食らったが、それだけだ。大仁田なんぞに負けちゃいねぇ!」といきり立つ藤原に対し、大仁田は「つべこべ言うんだったら、茅ヶ崎まで来い! 死にぞこないを成仏させてやるよ。どうせなら、また高山選手を連れてくればいい。何回やっても結果は同じだとわからせてやるから」と不敵に言い放ち、大仁田厚プロレスリングの自主興行となる5.4茅ヶ崎への高山&藤原おびき出しを宣言。両陣営の電流爆破再激突が必至となった。

“ゆるキャラ”えぼし麻呂が邪道軍入り!?

えぼし麻呂の邪道軍勧誘に成功! 【大仁田事務所】

 その5.4決戦に向けて過日、試合地の茅ヶ崎を訪れた大仁田は、湘南海岸の名所・烏帽子岩に渡り、人気上昇中の“ゆるキャラ”えぼし麻呂と遭遇。邪道流のスキンシップで親睦を図るうちにインスピレーションを得たか、えぼし麻呂に「よし、オマエも一緒に電流爆破のリングに上がるんじゃ」と、まさかの共闘オファーを投げかけた。えぼし麻呂ともに邪道魂バスタオルを掲げ、ご満悦の大仁田は「邪道軍に新たなメンバーが加わった。大仁田&えぼし麻呂vs.高山&藤原、電流爆破マッチ決定じゃ!」と、5.4茅ヶ崎のカードを独断で発表。
 あまりにも無謀に思える前代未聞の提案ながら、えぼし麻呂への参戦要請に込めた熱意を大仁田は真剣に訴える。「電流爆破ツアーを地方活性化につなげたい。全国的に“ゆるキャラ”がブームだが、それぞれの地方で頑張っているご当地キャラを電流爆破のリングに上げることで相乗効果が生み出せるんじゃ」と力説。
「くまモンにも(11.3熊本『肥後大花火』)出場を呼びかけているが、えぼし麻呂の電流爆破参戦が実現すれば、ゆるキャラ史上初の快挙じゃないか。その話題がメディアに取り上げられて、えぼし麻呂は全国区の人気者としてもっともっと広く認知されるだろう。そうなれば、えぼし麻呂に会おうと茅ヶ崎に人が押し寄せる」と、大仁田は“妙案”を自画自賛する。

電流爆破で地方を元気に

電流爆破デスマッチの会場となる茅ヶ崎青果地方卸売市場 【大仁田事務所】

 電流爆破ツアーの“裏テーマ”として大仁田が掲げるのは「地方への還元」。「馬場さんの付け人だった頃から全国を廻り、FMWを旗揚げして以後も今に至るまで、行く先々でファンの人たちの熱い声援にオレは支えられてきた。その恩返しがしたい」と大仁田。これまでの『大花火』シリーズは、一昨年8月の横浜を皮切りに、大阪、新潟、水戸、博多と、いずれも府・県庁所在地で開催されてきたが、5.4茅ヶ崎は初めて一地方都市のオープン会場で敢行される。
 自身が全日本に所属していた当時から試合会場に使用されてきた茅ヶ崎青果地方卸売市場に足を運んだ大仁田は、「何ていうのか、プロレスの原風景を感じさせる場所だよな。そういえば、14年前(2000年)、横浜アリーナで長州さんと闘う直前にも、ここで自主興行を開催したなぁ」と感慨深げ。リベンジに燃える高山&藤原、さらにご当地キャラクター・えぼし麻呂まで巻き込み、電流爆破ツアーの関東第1戦となる5.4『湘南・茅ヶ崎大花火』で邪道ワールドの極致が繰り広げられる。


■大仁田厚プロレスリング『湘南・茅ヶ崎大花火』
5月4日(日) 神奈川・茅ヶ崎青果地方卸売市場 開始15:00
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