「裸足」で走れるNIKE最強シューズ 誕生から10年、新要素でさらに進化
【スポーツナビ】
ランナーのための定番「ナイキ フリー」
「ナイキ フリー」10年の歴史 【スポーツナビ】
本当の革命をもたらした3つの新要素
アウトソールに六角形の屈曲溝を切り込むことで、これまで以上に様々な角度の屈曲が可能になった 【スポーツナビ】
「10年間の継続的な革新を経て、シューズの働きに本当の革命をもたらすことができた。ナチュラルモーション(自然な動き)の原理に新しいテクノロジーを組み合わせた結果、今まではできなかった足の動きをランナーができるようになる」
ドーラン氏が言う、革命をもたらした“新しいテクノロジー”は3つあり、これらは04年の「ナイキ フリー」誕生以来、最大の進化と言える要素だという。では、その3つの新要素を順に説明していこう。
■ヘキサゴン(六角形)のフレックスグループ
ナイキスポーツリサーチラボで集積したデータやアスリートから得た見識をもとに開発された、ナイキ初の六角形フレックスグループ搭載アウトソール(地面に接する靴底)。ホットナイフ技法で六角形の屈曲溝を切り込むことで、様々な角度に屈曲し、多方向への動きに対応しながら、さらに自然なストライドを生み出す。ランナーはこれまでより全方向で自由に足を運ぶことができる。
かかと部分は実際の足の構造に沿った形になり、またフライニットが足をしっかりと包み込む 【スポーツナビ】
かかと部分の形状をこれまで以上に実際の足に合わせ、ランナーの足が着地するときに一緒に回転できる設計になっている。人間のかかとのように丸みを帯びたこの形状は、ランナーの足が着地するときに曲線的な動きを促し、足の可動域をさらに広げる。そして、人の体に倣った設計をすることで、足の形を模し、足も体もより自然に動かせるようにする狙いもある。
「ナイキ フリー 3.0」「4.0」のソール上には、伸縮性を持つフライニットが足を包み、サポート力と曲線的なフィット感、通気性を得られる。「ナイキ フリー」のプラットフォームの柔軟性を活かしながら、薄めのソール上で足をしっかりと支え、足がどの方向でもより自由に動けるようになっている。