リコシェがドリームゲート王座初戴冠=DRAGON GATE大阪大会リポート

株式会社ドラゴンゲート

リコシェが顔面へのハイキックで3カウント

外国人初のドリームゲート王座を戴冠したリコシェ。 【(c)株式会社ドラゴンゲート】

 昨年に続き、「CHAMPION GATE in Osaka 2014」と銘打って、3月1日&2日の2連戦で行われたDRAGON GATE大阪・ボディメーカーコロシアム大会。2日間に渡り、ドラゴンゲートの4大タイトルマッチが行われ、大会のトリをつとめたのは、王者の吉野正人がリコシェの挑戦を迎え撃った、オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合だった。

 先月、実に久々に来日を果たしたリコシェは、かつて行動をともにしていた「MONSTER EXPRESS」のメンバーと袂を分かち、「ミレニアルズ」に合流。さらにリコシェは、その「MONSTER EXPRESS」をけん引する吉野の持つドリームゲート王座へ挑戦を表明し、相手にとって不足はない吉野はその挑戦を快諾。両雄の闘いの火蓋がついに切って落とされた。

 試合序盤、「スピードスター」vs.「世界のハイフライヤー」の対戦としては意外にもグラウンドの攻防を展開。15分が経過し、ここで吉野が大きく仕掛ける。カウンターでのライトニングスパイラル、トルベジーノと大技ラッシュから勝機と見たか、ソル・ナシエンテを決めにかかった。しかし、リコシェはこれを踏みつけた上になんと吉野を持ち上げ、マットに叩き付けて脱出。これを機にリコシェは形勢を逆転。吉野の雪崩式ライトニングスパイラルを封じるとスパニッシュフライ。その後も吉野の攻撃を間一髪でかわし続け、一撃必殺の超高角度シューティングスタープレスはカウント2で逃すも、最後は顔面へのハイキック(ベナドリラー)でついに3カウント。ついに吉野に引導を渡した。

外国人初戴冠のリコシェが3.6にウーハーと一騎打ち

 これで外国人選手初のドリームゲート王者となったリコシェ。しかし、1日の大会で所属する今後のユニットについて「MONSTER EXPRESS」の戸澤陽から答えを迫られており、2日の大阪大会でその答えを出すと明言していた。そして王座戴冠後に出した新王者の回答は「『MONSTER EXPRESS』は俺の故郷」と、今後は同ユニットで活動していくこととなった。

 しかし、そんな歓迎ムードのなか、ドリームゲート初の外国人王者という快挙に先を越されたウーハー・ネイションは1人握手を拒否。その後、「MAD BLANKEY」を除くドラゴンゲート全選手からその快挙の祝福を受けるなか、CIMAは「外国人選手同士のドリームゲート戦もおもしろいんじゃないか?」とコメント。すでに対戦が決まっていた3.6後楽園ホールでの「リコシェvs.ウーハー」の一騎打ちは、急遽ドリームゲート王座を懸けた一戦となった。

次ページは1日・2日結果、および6日後楽園大会の対戦カード

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