ザック「積み上げてきたものを再確認」=ニュージーランド戦メンバー発表会見

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ニュージーランド戦の日本代表メンバーを発表するザッケローニ監督 【スポーツナビ】

 日本サッカー協会は27日、都内のJFAハウスで会見を開き、3月5日に東京・国立競技場で行われる国際親善試合ニュージーランド戦に臨む、日本代表メンバー23名を発表した。この試合はブラジルW杯予備登録メンバー(30名)選出前の、最後の代表戦となる。

 欧州組からは香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)、本田圭佑(ミラン/イタリア)、大迫勇也(1860ミュンヘン/ドイツ)らを選出。また、国内組では駒野友一(ジュビロ磐田)、齋藤学(横浜F・マリノス)らが復帰した。なお、ケガのため所属クラブで出場していない長谷部誠(ニュルンベルク/ドイツ)、内田篤人(シャルケ/ドイツ)は招集を見送られている。

 アルベルト・ザッケローニ監督は会見で、「準備期間は短いが、その中でも代表でのやり方というものを選手たちには復習してもらう、思い出してもらうことが大切だ。3年間、自分たちが積み上げてきたものを再確認するためにこの時間を使っていきたい」と試合に向けて抱負を語った。

 日本サッカー協会はこの試合を経て、5月上旬にW杯本大会登録メンバー23名を発表する見込み(※予備登録期限は5月13日、最終メンバー登録期限は6月2日)。その後、日本代表は5月27日に埼玉スタジアムでキプロス代表との壮行試合を行い、決戦の地ブラジルへと旅立つ。

ザック「ようやく試合ができる」

登壇者:
アルベルト・ザッケローニ(日本代表監督)
原博実(日本サッカー協会 専務理事兼技術委員長)

 3月5日のニュージーランド戦に向けて、今週末(3月1日)からJリーグが始まりますし、海外の選手たちはハードスケジュールの中になりますが、今できるだけの準備をして、いい試合をして、W杯に向けていい準備をしていきたいと思います。最後の国立競技場ということで多くのサポーターが集まってもらえますし、いい試合をしてW杯につなげていきたいです。

ザッケローニ ようやく代表戦が帰ってきたなという思い。11月から代表選手たちに触れ合っていなかったので、ようやくだなというのが今の心境だ。今朝考えていたのだが、30年前の2月19日に私は初めて監督としてトップチームの指揮を執った。それから30年の月日が経ったのだなと思うと早いものだと感じる。

 ニュージーランド戦に関してだが、対戦相手は非常にフィジカルが強く、ここで対戦するにはいい相手だと思う。海外組はシーズンの折り返しに入った時期、国内組に関しては、週末からJリーグが始まるということで、W杯に向けて準備を進めていく上では大切な試合になると思う。

 ようやく試合ができるという気持ちが強い。常に代表での活動、試合への準備には意欲的に臨みたいと思っている。個人的にも非常に高ぶってきている。当然この試合に向けての準備期間は短いが、その中でも代表でのやり方というものを選手たちには復習してもらう、思い出してもらうことが大切だ。3年間、自分たちが積み上げてきたものを再確認するためにこの時間を使っていきたい。W杯に向けても期間は短くなってきているので有意義な準備期間にしていきたい。次の試合は5月の終わりということを考えると、この試合を大切にしたいと思う。

<メンバー発表>

GK:
川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
西川周作(浦和レッズ)
権田修一(FC東京)

DF:
駒野友一(ジュビロ磐田)
今野泰幸(ガンバ大阪)
伊野波雅彦(ジュビロ磐田)
長友佑都(インテル/イタリア)
森重真人(FC東京)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
酒井宏樹(ハノーファー/ドイツ)
酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)

MF:
遠藤保仁(ガンバ大阪)
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
細貝萌(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
本田圭佑(ミラン/イタリア)
香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ)
齋藤学(横浜F・マリノス)
山口蛍(セレッソ大阪)

FW:
岡崎慎司(マインツ/ドイツ)
柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
工藤壮人(柏レイソル)
大迫勇也(1860ミュンヘン/ドイツ)

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