大仁田、元貴闘力を電流爆破で制裁へ 曙には“電流爆破三冠戦”を要求

大仁田事務所

元貴闘力の襲撃であごの筋肉を断裂した大仁田は電流爆破デスマッチでの制裁を予告 【大仁田事務所】

“邪道”大仁田厚が19日、都内港区のZERO1道場で記者会見を開き、来年3月21日に福岡・博多スターレーンで開催が決まった「とんこつ大花火」を舞台に設定して曙に“電流爆破三冠戦”を呼びかけ、また同じく3月にリングデビューを控える元関脇・貴闘力の鎌苅忠茂氏にも電流爆破対決を改めて要求した。

元貴闘力の襲撃で差し歯総入れ替えの屈辱

元貴闘力は“邪道流”で大仁田を襲撃 【t.SAKUMA/佐藤崇】

 今年、2.8大阪「なにわ大花火」を皮切りに8.31「横浜大花火」、10.14新潟「越後大花火」、先の12.13水戸「常陸国大花火」と、立て続けに電流爆破デスマッチを敢行した大仁田。12.13水戸で“帝王”高山善廣を爆破の海に沈め、年間4度の電流爆破戦を全勝で乗り切ったとあって、すこぶる上機嫌で報道陣と接したが、充実した一年を振り返って唯一最大の心残りとなったのが“貴闘力問題”。
 9月に遺恨が勃発し、リング参入を決意した鎌苅氏を挑発すべく11月28日には矢口壹琅を引き連れて同氏が経営する「焼肉ドラゴ」で無銭飲食まで働いたにもかかわらず、鎌苅氏のデビューが来年3月に延期されて思わぬ“肩すかし”を食った格好。そればかりか、リアルジャパン12.12後楽園の試合中に鎌苅氏から襲撃を受け、“邪道流”のお株を奪われた。
 その際の乱闘で受けた突っ張りのダメージによって、あごの筋肉が断裂していたことが判明し、「差し歯を全部、入れ替えた」と言う大仁田は、鎌苅氏に”有刺鉄線電流爆破バットはっけよいトルネード電流爆破デスマッチ”による対決を提案。仕切り線に見立てた2本の電流爆破バットを奪い合い、場外に落ちた選手に対しては敵軍セコンドの手出しがOKという、自ら考案した特別ルールを披露した。年明け早々にも邪道軍の“大新年会”を「ドラゴ」で開催する計画を明かし、実力行使で鎌苅氏に有無を言わせず要求を呑ませる構えだ。

博多「とんこつ大花火」に宿敵・曙を指名

3.21博多「とんこつ大花火」では曙に“三冠電流爆破デスマッチ”を要求 【大仁田事務所】

 大仁田は返す刀で、2014年第1弾の電流爆破デスマッチとなる3.21博多「とんこつ大花火」の対戦相手に宿敵・曙を指名。「正式に三冠王者である曙選手に挑戦を申し込みたい。三冠をかけて電流爆破をやりたい」と、前代未聞の“三冠電流爆破デスマッチ”(?)を熱望した。
 常識的に考えて同一戦の実現には困難を要すると思われるが、10月に就任した新PWF会長ドリー・ファンクJrの実弟テリー・ファンクが自身の師匠格にあたることから、「ドリーはテリーから説得してもらう」と、あらゆる手段を講じて野望達成を目指す大仁田だ。

 なお、この日の会見には、大仁田の“愛娘”ミス・モンゴル(上林愛貴)ら、「世界プロレス協会」所属の女子3選手も出席。同団体は大晦日に新木場1stRINGで旗揚げ戦(13時〜)を迎え、メインの8人タッグデスマッチには大仁田も出場してモンゴルと共闘する。また、同日に同所で開催されるCPEの大会(18時〜)では、両者による師弟一騎打ちが大仁田にとって初の対女子選手シングル戦として実現し、大仁田が敗れれば世界プロレス協会入団となる。

■「世界女プロレス協会 旗揚げ戦」
12月31日(火)東京・新木場1stRING(13時〜)

<ノーロープ有刺鉄線ストリートファイトトルネード8人タッグデスマッチ>
ミス・モンゴル、保坂秀樹、リッキー・フジ、大仁田 厚
矢口壹琅、松田慶三、宮本裕向、稲松三郎

<インディアンムッドマッチ>
石橋 葵
広田さくら

上林愛貴
神田愛美(デビュー戦)

ほか2試合予定

■「とんこつ大花火」
2014年3月21日(金・祝) 福岡・博多スターレーン(18時〜)
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