敗戦に木村「リズムを作れなかった」=グラチャン女子 米国戦後コメント

スポーツナビ

グラチャン女子の第2戦、日本はロンドン五輪銀メダルの米国に敗れた 【坂本清】

 バレーボール女子のワールドグランドチャンピオンズカップ2013(通称:グラチャン)の2日目が13日、名古屋・日本ガイシホールで開催された。

 開幕戦を白星で飾った全日本女子はロンドン五輪銀メダルの米国(世界ランキング2位)と対戦。第1セット序盤は競り合いとなるが、米国のブロックにつかまりだし19−25でこのセットを落とす。

 第2セットは日本が木村沙織らの得点で13−10とリードを奪うが、その後の連続失点で逆転。19−25でこのセットも奪われてしまう。

 第3セットは代わって入った岩坂名奈、長岡望悠らがポイントをあげ米国からリードを奪うと、25−19で一矢を報いる。

 第4セットは再び序盤は接戦となるが、米国が中盤で4点リード。しかし日本も追い上げ2点差まで詰めるが、最後は米国に押し込まれ21−25で落とし、セットカウント1−3で敗れた。

 以下は試合後の主要選手コメント。

木村沙織「タイにはリベンジを」

敗戦の悔しさで唇をかみしめる主将の木村 【坂本清】

 ミーティング通りにサーブで崩すことはできていたが、相手が苦し紛れで打ったボールが落ちてしまったり、自分たちの点数につながらず、ちょっともったいなかった。

 サーブで崩した時には必ず自分たちが得点できるように運ぶのが大事。上げなきゃいけないボールが上がらずリズムをつくれなかったので、まずディフェンスでリズムをつくり、何回もラリーに持って行くことで日本の流れをつかめる。

 米国とは練習試合をやってきたが、特に変更点はなかった。(次戦の)タイにはアジア選手権で負けているので、リベンジできるようにみんなで頑張りたい。

石井優希「自分自身は調子が上がってきている」

試合には敗れたが、石井はコンディションが上がっていることをうかがわせた 【坂本清】

 サーブで先行することはできたけれど、先に8点を取れないと苦しい展開になるのが分かった。ラリーで最終的に点数を取れたのはよかったが、先に8点を取るようにしなければならない。

 米国のほうがディグで上回っていた。日本らしいつなぎのバレーをして全員で攻めたいし、自分自身は調子が上がってきているのでいろいろな場所から(トスを)どんどん呼びたい。

大竹里歩「これからも一致団結して戦いたい」

「米国のリズムについていけなかった」と、悔しさをにじませた大竹 【坂本清】

 出だしで米国のスピードについていけず、リズムがつくれなかった。後半は日本のバレーができてきたけれど、それが継続できなかった。

 練習試合を重ねた相手との公式戦、お互い何をしてくるか分かっていたので、もっと工夫が必要だった。新戦術はミドルブロッカーの1人としてで、初めて聞いた時は悔しかった。

 でもこれが現実だと身をもって感じた。どう克服するかがこれからの課題なので、先頭に立って、数少ないチャンスも得点につなげられるように頑張りたい。メンバーチェンジで入ってきた選手が活躍したように、全員でカバーし合って助け合うのが日本のバレー。これからも一致団結して戦いたい。

<了>
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