ベッテル「このサーキットが大好き」=レッドブルがワンツーフィニッシュ!
F1日本GPで表彰台に乗った(左から)ウェバー、ベッテル、グロージャン。2戦連続の表彰台となったグロージャンは笑顔で質問に応じていた 【スポーツナビ】
レースは予選4番手のグロージャンが、好スタートで首位に立ち、ウェバーとベッテルが続く展開。序盤こそ快調なペースで周回を重ねたグロージャンだったが、レッドブル勢は徐々にタイム差を縮めていく。トップ3台はタイヤ戦略が分かれ、グロージャンとベッテルが2ストップ、ウェバーが3トップを選択した。先にタイヤを交換したグロージャンが逃げ切りを図るが、38周目に2度目のタイヤ交換を終えたベッテルが猛追を開始。41周目にグロージャンをかわすと、圧倒的なペースで後続を突き放した。また、ウェバーも残り2周でグロージャンを抜き、レッドブルがワンツーフィニッシュを飾った。優勝したベッテルはチームラジオで「イチバン!(一番)」を連呼し、喜びを表現していた。
以下は、決勝レース後に行われた上位3名の共同記者会見でのコメント。
ベッテル「今日のレースは特別なものになると思っていた」
記者会見中、笑顔で談笑していたウェバー(左)とベッテル 【スポーツナビ】
スタートでミスをしてしまったが、取り返すことができた。(第2ステイントで23周を走ったのは)戦略として他のマシンよりも長く走ろうとしていた。第1ステイントでもマーク(ウェバー)やロメイン(グロージャン)よりも長く走り、数周遅らせてピットに入った。考えていたことは彼らよりも(ピットインを)遅らせ、フレッシュなタイヤで上位陣にプレッシャーをかけて、走り切ることだった。
ロメインはとても良い走りをしていた。彼が2回目のピットに入った後、ステイアウト(※ピットインせずにコースにとどまること)を選択して数周を走りきった。このことで、よりフレッシュなタイヤを持つことができて、(グロージャンを)かわすことができた。とても良い戦略だったし、うまく機能したと思う。
ウェバー「鈴鹿は毎回楽しかった」
「鈴鹿では毎回楽しむことができた」と振り返るウェバー 【スポーツナビ】
(終盤にかわした)ロメインはオプションタイヤで走っているときはとても強力だったが、プライムタイヤではペースが伸びていなかった。(チームで異なる戦略を取ったが)ロメインを破るためだった。2ストップと3ストップ、どちらが良かったのかは分からない。でも、やれることはすべてやったと思うし、結果も悪くはなかったと思う。
グロージャン「ベストなスタートだった」
3位に入ったグロージャンは「ベストなスタートだった」と満足げ 【スポーツナビ】
ただ、我々はレッドブル勢と競えた唯一のマシンになった。(レース前は)レッドブルの2台と競うというよりも、ターゲットはルイス(ハミルトン=メルセデスAMG)で、それを念頭に戦略を考えていた。この結果はとてもうれしい。我々は金曜日のフリー走行はうまくいかなかったが、土日でチームがとても良い仕事をしてくれたと思う。
<了>
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