G1初優勝の内藤が1.4IWGP挑戦権ゲット=一夜明け会見
G1初優勝を飾った内藤が喜びの一夜明け会見 【高木裕美】
前日の東京・両国国技館大会では、超満員札止めとなる1万1500人が見守る中、優勝決定戦で憧れの存在であったエース・棚橋弘至と対戦。古傷であるヒザを攻められ、苦しみながらも、30分近くに及ぶ死闘の末にスターダストプレスで仕留め、見事参加20人の頂点に立った。
改めて田中のNEVER王座挑戦を志願
エース棚橋を破り悲願のG1制覇を果たした内藤 【高木裕美】
この日、優勝者の証として、菅林直樹社長から来年の1.4東京ドーム大会のメーンイベントでIWGPヘビー級王者に挑戦できる権利書を受け取った内藤は「実感が湧かない。ドームのメーンに立つのが想像できない」とビッグチャンスに戸惑いを見せた。
G1覇者として、権利保持者として狙われる立場となった内藤だが、「まず最初に田中と試合をしたい。もし田中が難色を示すなら、この権利書を賭けてもいい」と、改めて7.20秋田大会で敗れているNEVER王者・田中将斗とのリマッチを要求。リスクの高い戦いであることは承知の上で、「オレ自身、NEVERに思い入れあるし、田中はぶっ倒さなければならない相手。借りを返さないと前へ進めない。G1では強豪を倒し、棚橋も倒した。秋田の時よりコンディションもいいし、自信はあります」と、真夏の最強男の最初の指命として、NEVER王座奪取を掲げた。
オカダとの新世代対決で初戴冠狙う
菅林社長からG1優勝の“ご褒美”1.4東京ドームでのIWGP挑戦権を受け取る内藤 【高木裕美】
現在は“レインメーカー”オカダ・カズチカがIWGPヘビー級王座を保持しているが、オカダも今年のG1では4敗を喫しており、9.29神戸ワールド記念ホール大会では、最終公式戦で敗れた小島聡とのIWGP戦も浮上。ドームまでに王座から陥落して、別の王者となっている可能性もある。
だが、内藤は「オカダは公式戦でもレベルが高いし、結果を出していたし、会場人気も高いし、チャンピオンの名に恥じない選手。ずっと棚橋の背中を追いかけてきたつもりだったけど、オカダは新日本に入ってきた時から、ライバルとして嫉妬していた特別な選手。世間では棚橋、中邑が新日本のトップだと思ってるかもしれないけど、オレはオカダとドームで爆発するような試合をして勝ちたい」と、新世代対決で新春のドームのメーンイベントを盛り上げた上で、最高の舞台でIWGP初戴冠を果たしたいと野望を語った。
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