井口、豪快記念弾「今年一番のスイング」=マー君打ちで日米2000安打達成

構成:スポーツナビ

「もう少しこの状況を楽しみたかったな」

本人もビックリのマー君からのホームラン!「自然体で打席に立った」 【写真は共同】

――6回、田中投手から放ったホームランの場面を振り返って。

「初球から甘い球だったら振っていこうと思ってました。なので、逆に何も考えずに打席に入ることができましたし、良いタイミングでしっかりと打てたと思います。自然体で打席に立って、今年一番のスイングでした」

――2000本までのカウントダウンから足踏みも無く達成されましたが、プレッシャーは無かったですか?

「プレッシャーはあまり感じずに、楽しんで打席に入れました。この状況を自分の中でプラスにしてやってこれたかなと思います。もう少しこの状況を楽しみたかったなという思いもあります。明日から、皆さん(記者)がいなくなるのが寂しいです(笑)」

――調子が良いときは、球場に向かう車中の音楽を変えないとおっしゃっていましたが、今の音楽は?

「開幕からずっと一緒です。何かは言えないですが(笑)」

「怪我や悩んだ時期があったから、今がある」

――今季開幕時は2000本まであと100本でしたが、ここまで順調にきましたね。

「スタートの時は100本は遠いなと思っていました。一年間やっていけるかという不安もありましたが、あと100本というのが逆に良いモチベーションになってここまでこれたと思います」

――もっと早く達成できたかなとおっしゃっていましたが、いざ記録を達成してみてどう感じていますか?

「プロに入って、4年目なんかは悩んだ時期もありましたし、その後にも怪我があったりと、そう考えたらもっと早く達成できたかなと思います。でもそれがあるから今があるのかなとも思っています」

――記録達成の場面では、松井稼頭央選手から花束を受け取りましたが?

「向こう(メジャー)で一緒にやったので、オールスターでもベンチでバッティングの話とかをしていました。なので、彼に渡されて嬉しかったです」

――松井選手からは何と声を掛けられましたか?

「その後ですが、『ハワイで待ってます』と言われました(笑)」

(取材協力:野球専門誌 Baseball Times)

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