シナ、アクセルら新旧スーパースターが参戦=WWE日本公演見どころ
テーブルマッチがそのまま日本に輸入
2011年に来日したシナ。今回はWWE王座戦でライバックの挑戦を受ける 【t.SAKUMA】
初日のメインイベントでおこなわれる王者ジョン・シナと挑戦者ライバックによるWWE王座戦は、以前から発表になっていたジョン・シナvs.ライバックで変わりはない。しかしながら、現在の流れを踏まえて試合形式がテーブルマッチに変更された。これは、6.16PPV「ペイバック」での形式を継承したものである。
PPVでは“3ステージズ・オブ・へルマッチ”という、いわゆる3本勝負でおこなわれ、ラウンドごとに試合形式が異なった。この試合では1本目がランバージャックマッチ、2本目がテーブルマッチ、そして3本目が救急車の中に相手を押し込めた方が勝ちとなるアンビュランスマッチ。このなかの2本目の形式が、そのまま日本に輸入されることになる。
武闘派ユニットとジェリコが激突
アンブローズの日本での相手はシェイマスと大型だが、王者にはザ・シールドの仲間という心強い後ろ盾がついている。危ないとみれば3人がかりでの攻撃もいとわないはず。戦況次第ではトリオでシェイマスのパワーを封じにかかるのではなかろうか。それはそれで大きな見どころになりそうだ。
タッグ王者のロリンズ&ローマンズは、チーム・ヘル・ノーとの再戦となった。タッグを解消するのか、しないのか不安定なケインとダニエル・ブライアンながら、組めば不思議と実績を残してきた。それだけに新王者組としては油断できないが、ここはユニットとして、息の根を止めるチャンスとも言えそうだ。
そのシールドは2日目にトリオで登場。ジョン・シナ&シェイマス&クリス・ジェリコの強力チームと対戦することになった。日本公演には欠かせないジェリコも急きょ来日が決定。これは日本のWWEユニバースにとってとても喜ばしいニュースである。その日本常連がどのようにザ・シールドと向き合うのか。こちらも大きな楽しみだ。
新世代の旗手・アクセルにも注目
「名前だけなら何者だ?」となりそうなアクセルは、実はラリー・へニングの孫で、“ミスターパーフェクト”カート・へニングの息子というレスリングの名門育ち。WWEには以前NXTにレギュラー出演していたマイケル・マクギリカティの変身でもあり、将来が大きく期待されるスーパースターである。
ライバック、ザ・シールド、そしてカーティス・アクセルと、新世代の旗手たちが一気にやってくることになった今回の日本公演。これはもう、絶対に見逃せない2日間となる!
(構成・文:新井宏)
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