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川内優輝を強くした5つのマイルール=手記・後編

(4)流しをやらずにバネをためる

会見で世界選手権への意気込みを語る川内。国内外での豊富なレース経験を生かして6位入賞を目指す
会見で世界選手権への意気込みを語る川内。国内外での豊富なレース経験を生かして6位入賞を目指す【スポーツナビ】

 多くの選手が「流し(短い距離を全速力の8割ほどで数本走ること)」を普段からやり過ぎて、「(走りの)バネのタメ」を作れていないように思います。多くの選手が毎日のように流しをやっていますが、私は、流しはポイント練習やレースの前後のみ、ウオーミングアップや(体の)動き作りのためにやるべきという認識です。そのため、ジョグの日にまで流しをやってしまうと、バネがなくなるのでやらない方がいいと考えています。


 この考え方を持つようになったのは、高校時代にけがが長引いた時です。流しの速い動きを入れてけがが悪化・再発することが怖くて、普段のジョグの日にあまり流しをやらなくなってから、逆にスピードが上がったことに気付いたのです。以来、面白いように段々とスピードが上がっています(1500メートルの記録で、高校時代は4分13秒、大学3年生で3分56秒、社会人4年目で3分50秒)。

(5)1部練習が基本

 そして一番の問題は、普段から2部練習や3部練習をやっていることだと思います。1日に何度も練習をすることで間違いなく時間的制約から精神的疲労がたまっていくので、合宿などの集中練習期間以外は1部練習にすべきだと考えて練習しています。なぜ、多くの選手が1部練習に集中する方法にしないのか疑問です。3部練習で朝60分、昼60分、夜60分走るのであれば、1部練習で120分走った方が、練習効果が高い上にトータルで見れば練習が短時間で終わるので精神的疲労も少ないと思います。また、余った時間をさまざまなことに使えるので故障防止やトレーニング法の研究の他、息抜きにも充てられるようになると思います。


<了>

構成:スポーツナビ

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