岡崎「最後まで走ったからパスが来る」=W杯アジア最終予選 イラク戦後コメント

スポーツナビ

長友佑都(インテル/イタリア)

ブラジルに勝てるわけがない

(コンフェデ杯で)ブラジルとできるのはワクワクしているけれど、このレベルで1対1に負けているようなら、ブラジルに勝てるわけがない。結局、個の部分で相手は攻めてくるので、そこはしっかり対応できないと厳しい試合になる。
(前半が上手くいかなかったのは、メンバーが変わったからか?)それよりも風の向きとメンタルの部分。相手の気持ちが前に来ていて、こっちは少しふわっとした感じになっていた。それに加えて、リスクマネジメント。イラクには失礼だけど、イラクにあれだけ苦戦してチャンスを作られていたら、厳しいかなと思うので。何度も言いますけど、ブラジル相手だったら前半で3点取られていてもおかしくなかった。

(個人的なコンディションは)今年に入って、けがであまり試合もしていなかったけれど、コンディションも上がってきているし、90分できたのは良かったと思う。(給水タイムで本田と話していたが)僕自身が『外から見ていてどう?』と聞いたら、相手も前から来ているけれどバテているから、スペースにどんどん飛び出していけばいい。キヨ(清武)にもっとスペースを作ってもらえ、ということを言われました。

長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)

この環境で勝ったことに意味がある

 あのピッチ状態でホントにみんな頑張った。こういう苦しいゲームでも勝つことが大事だと思うし、ホントにみんな頑張ったと思います。そういう中でも何とかゼロで抑えて、結果が出たのは、雰囲気としてもコンフェデ杯につながります。もちろん試合内容とかいろんなことがあるかもしれないけど、この環境で勝ったことに意味があると思います。

清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ)

今日は何も残していない感じ

 前半は風が逆ですごくやりにくかったんですけど、チャンスはたくさんありましたし、その中で前半決められなかったことで、今日は何も残していない感じですね。(前半から)相手が来るのは分かっていました。ただ、来るからといって引いていたらダメですし。スペースはたくさんあったと思うので、そこはつないでやれれば良かったかなと思いましたけど、なかなかボールをみんなが持てなくて、難しい試合になったと思います。

(同サイドの相手選手が仕掛けてきたが)自分たちが引き過ぎているっていうこともあります。自分が前にポジションを取ってプレーできなかったことで、相手がガンガン来る理由だったと思うので、そこはもっと自分が半分以上、攻撃に専念できるようにやれれば良かったなと思います。

(香川との)距離感は良かったと思います。でも、もっと真司くんにボールを入れられたら良かったんじゃないかなって思いました。相手が絞ってきていたので、難しいのはありましたけど、うまく散らせればおのずとスペースは空いてきたと思うので、そこはもうちょっと自分がゲームを作っても良かったと思いますし、なるべく真司くんにボールを入れて上げられればと。

中村憲剛(川崎フロンターレ)

勝ったけど、自分が何かしたわけではない

(試合を外から見ていて)こういう気候もありますし、グラウンドの状態もありますし、あと昨日も話しましたけどイラクの崖っぷちという状況の中でやっぱり向こうが積極的に前から来て、なりふり構わぬというかそういう形で来たので、受けに回っちゃう回数が多かったんじゃないかなと思います。結構ペナルティーエリアまで入られて、そのクリアを拾われてまたセカンドから攻められるのを、しのぐのがきつくそうで。そういう時間が長かったかなと。後半もそうだったんですけど、あそこでつなげるとね。風も強かったし、特に前半風下だったんでね、難しかったのかなと前半見てて思いましたね。

(途中出場でどんな変化をつけようと考えた?)まず前で起点というか、自分のところで収めたいというか、(ボールを)取って取られて、取って取られてというのがすごく多かったんで。特に右の方でずっとサッカーをやっているイメージだったんで、1回サイドチェンジが入ることとか。結構その中でも自分のところになかなかボールが入ってこないっていうか、入られてクリアするだけになっちゃって、それを拾われるっていう、自分が入ってもなかなか流れというのが最初の10分くらいは変えられなかったのが個人的に悔しいというか。そういうのを変えるために自分は入ると思っているので。

(監督の指示は)ボールを持ってまず外に開いて、縦に速い攻めをしていたんで、まず横に広げてほしいみたいな話をしてました。そこで1回サイドでタメを作って、というのを狙っていたと思うんですけど。

(自分がすべきことは整理できた?)ブルガリア戦もそうですけど、相手も味方も疲れている時間に出ることになるので、自分がちょっと時間を作ったりだとか、ミスをしないことだとか、得点に絡むことと同じくらい、特に日本が劣勢の場合にはやらなきゃいけないのかなっていう気がしてます。途中から出るということは、流れを変えなきゃいけないし、パワーをみんなに与えなきゃいけないから、そういう意味では、結果は勝ちましたけど、自分が何かしたわけではないと。まだまだ課題が残る。

川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)

どれだけ限界を伸ばしていけるか

 風も強かったですし、難しい環境の中での試合だったのかなと思います。ボールもなかなか前に運べなかったですし、もうちょっと落ち着いてやれればよかったところもある。そういう中でも割り切って耐えるところはしっかり耐えた。あとは自分たちの意識としてリスク管理だったり、もう1回意識しないといけない部分があると思います。(W杯予選)突破が決まっていてもこの試合に対する気持ちは大きなものもあったし、コンフェデ杯に向けてもそう。こうやってメンバー変わった中で、しっかり結果を残せるかという部分もあったと思うので、そういう意味で良い結果で終えることができたと思う。
 自分たちとしてはもちろんレベルアップという意図もあったし、まだまだやらなきゃいけないことももちろんあるんですけど、もう1回自信をつけてやりたいと思います。コンフェデ杯はどれだけ上を目指してやれるかっていう部分が大事だと思うし、思い切ってぶつからなければ自分たちの限界も分からない。限界を知ってどれだけその限界を伸ばしていけるかという部分になるのかなと思います。

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