リストラ危機KENSO「私は生き残る」 チャンカーへ悲壮な覚悟を激白!
新オーナーからリストラ宣告を受けたKENSOは、背水の陣でチャンカーに挑む 【t.SAKUMA/佐藤崇】
いつになくシリアスモードだった。会見が始まるやいなや、真剣な顔つきで「本来なら全試合を通して発言すべきですけど、初戦の秋山戦以外は頭にありません!」と叫んだKENSO。本人が言うように、BブロックにエントリーされたKENSOは開幕戦の4.18後楽園大会でいきなり秋山準と激突する。
初戦の秋山戦以外は頭にありません!
チャンカー初戦の秋山戦で「大きな波を起こす」 【t.SAKUMA/佐藤崇】
ただし、秋山はプロレス界でも“超”のつくビッグネームである。キャリア、実績を考えれば、自分と差があることは当然認識している。「勝てる可能性は10パーセントぐらい。野球で言うならば、10打席のうち1打席しかヒットを打てない」と、自己分析でもかなり勝つ確率は低い。しかし、「はじめの1打席から打ってやろうと思っています。そして、その1打席でホームランを打ってやろうと思っています! それが俺の1割!」と、わずかなチャンスに懸けることを宣言した。
これほどまでに初戦の秋山戦にこだわるのには他にも理由がある。「リーグ戦を勝ち上がる最大の条件は勝つことと大きな波を作ること。この秋山戦で、業界的にも大きな波を起こします。ムーブメントを起こすポイントとなる試合だと思っています!」とKENSO。この秋山からの勝利がリーグ戦制覇に向けて、大きな勢いを作れるという認識があるからなのだ。
これが最後という意気込みでやります!
ビチッと!を封印し、シリアスモードで秋山戦に挑む 【t.SAKUMA/佐藤崇】
「新しいオーナー、白石になって、終身雇用の全日本がなくなったと認識しています。私は7年間海外で活動し、厳しい契約社会、資本主義というシビアな世界で生きてきました。名指しでリストラと言われましたけど、これが最後の『チャンピオン・カーニバル』になるという意気込みでやります」と悲壮な覚悟を語ったKENSO。
「私は全日本以外でプロレスをやる気はないし、全日本で今後も活躍するつもりでやる。それは私だけではなく、みんな死ぬ気で一試合一試合やると思います。彼はもしかしたら、終身雇用という日本のプロレスをダメにした部分を取り除いたのかもしれない。全選手にとって大切な『チャンピオン・カーニバル』だと思います。サバイバルですね」と背水の陣でリーグ戦に臨む腹積もりだ。
「私は生き残るし、来年の『チャンピオン・カーニバル』にも必ず出る! そう思っております」と、最後に宣言したKENSO。シリアスモードになったKENSOの決意は本物なのか? 4.18後楽園大会の秋山戦でその答えは出る。
■全日本プロレス『GAORA SPECIAL 2013 チャンピオン・カーニバル』開幕戦
4月18日(木)東京・後楽園ホール 開始19:00
【決定カード】
<アジアタッグ&世界ジュニアW前哨戦 全日本プロレスvs.バーニング 6人タッグマッチ>
田中 稔、金本浩二、SUSHI
金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志(ともにバーニング)
<6人タッグマッチ>
曙、浜 亮太、中之上靖文
ジョー・ドーリング、カズ・ハヤシ、近藤修司
<シングルマッチ
河野真幸
大和ヒロシ
【既報対戦カード】
<2013 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負>
諏訪魔
潮崎 豪(バーニング)
<2013 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負>
大森隆男
真田聖也
<2013 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負>
船木誠勝
KAI
<2013 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負>
KENSO
秋山 準(バーニング)
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