３月１８日（月）、都内にある事務所で全日本プロレスが記者会見を実施。１７日の『２０１３　プロレスＬＯＶＥ　ｉｎ　両国〜ＢＡＳＩＣ＆ＤＹＮＡＭＩＣ〜』両国国技館大会でカズ・ハヤシを破り、世界ジュニア王座の初防衛に成功した金丸義信と、その金丸にパートナーに指名され、次期シリーズ『２０１３　ＪＵＮＩＯＲ　ＨＹＰＥＲ　ＴＡＧ　ＬＥＡＧＵＥ』に出場することになった渕正信が出席。タッグリーグへの意気込みを語った。

　まず、「全日本に入団した頃、世界ジュニアのチャピオンだった渕さんの姿を見ていて感じるものがありました。全日本に上がって是非組んでみたいと強く思っていて。倉敷で試合をしたんですけど、その時の目つきが違っていたので、お願いしました」と、改めて渕指名の理由を語った金丸。指名された渕も、「まさか還暦間際で出られるとは思っていなかったので、心より感謝しています」と、タッグリーグ出場に関しては前向きのようだ。
　はじめ、金丸に指名された時はなんのことかわからなかったという渕だが、「あまりにも真剣な眼差しだったんだよね。男女問わず、あんな真剣な眼差しで見つめられたことがなかったので、思わずうなずいちゃったんだよ」と、金丸の真剣さにほだされたことを告白。「でも、なんで選んだんだよ。秋山の陰謀か？　小橋か？　小橋が俺のほうを見て、『プッ！』と吹き出しながら笑ったように見えたんだよな」と、若干金丸の意図に疑問を持ちつつも、まんざらでもない様子だった。
　金丸にはなんの陰謀もない。「渕さんから学びたかった」と、あるのは大先輩へのリスペクトだけだ。

　そんな金丸に対して、「あまり金丸に負担はかけられないからね。断酒はしないけど、花見の予定もあるからさ（笑）。でも、公約として必ず１試合に１発はドロップキックをやるよ」と、約束した渕。「そこから勝機が生まれるかもしれないし、自分に対するプレッシャーをかける。万が一でも優勝を狙えるかもしれない」とモチベーションは高いようだ。
　最後に「いいチャンピオンになったね」とかつての愛弟子を目を細めて見つめた渕。渕の頑張り次第ではこの王道コンビが『ＪＵＮＩＯＲ　ＨＹＰＥＲ　ＴＡＧ　ＬＥＡＧＵＥ』の台風の目になりそうだ。