ドン・フライ、ヒートアップ! 高山は殴り合い予告「レフェリーは気をつけろ」=全日本

全日本プロレス

フライは宿敵・高山との再会に思わず服を脱いでヒートアップ 【全日本プロレス】

 3月16日(土)、都内にある事務所で全日本プロレスが記者会見を実施。開催を翌日に控えた『2013 プロレスLOVE in 両国 〜BASIC&DYNAMIC〜』両国国技館大会に出場する武藤敬司、ドン・フライ、高山善廣、河野真幸の4選手が出席し、意気込みを述べた。

伝説の殴り合いでフライが恨み節

格闘技史上に残る伝説の高山vs.フライの殴り合い 【スポーツナビ】

 今から約11年前の2002年6月23日に行われた「PRIDE.21」。同大会のメーンイベントで、お互いの顔面をノーガードで殴り合うという前代未聞の死闘を繰り広げたのがフライと高山だった。今でもファンの間で伝説として語り継がれている総合格闘技史上に残る死闘だ。
 その両者が全日本プロレスの事務所で久々に顔を合わせたが、フライはいきなり大興奮状態。おもむろに服を脱ぎだすと、「あの試合で肩を壊して、その後手術を4度もした。腰の手術もした。手術のたびに何週間も動けない生活を強いられてきた」と、手術跡を見せながら恨み節を連発だ。試合に勝ったはいいが、自身も相当なダメージを負ったようで、高山への恨みは骨髄に達しているという。「ヤツは俺の3年をフイにした。明日はその仕返しをしてやる!」と怒りの形相で報復を宣言したのだ。

 高山戦後のダメージにより、その後は戦績も悪化した。「歩くと響くぐらい腰が悪くなって、いきなり倒れたことがあったんだ。足がしびれて立ち上がれなかった。そこに犬が近寄ってきた。その犬はあろうことか、俺にションベンをひっかけようとしやがったんだ! 俺はすぐさま立ち上がったけど、その時の屈辱は忘れない! 明日はそれぐらいの攻撃を加えてやる!」とフライ。憎き高山の顔を見たせいか、当時の怒りが蘇ってしまったようだ。

 現在はハリウッドの近郊で生活し、CMや映画に出演するなどのタレント活動をしているというが、ファイターとして引退したわけではなく、トレーニングを怠っているわけでもない。それどころか、自宅より片道8時間離れたアリゾナ州のツーソンに牧場を持っており、そこで牛や馬を飼育しながら、過酷なトレーニングを続けているというのだ。
「俺は牛を飼っているが、そいつらを売る時は撃ち殺す。ある時、一匹目を撃ち殺し、二匹目を撃ち殺したんだが、三匹目は死ななかった。だから、俺はすぐさまチョークで絞め殺してやった。俺には牛を絞め落とす力があるから気をつけろ!」と物騒な警告を発したフライ。さらに、「俺は岩を叩き割ったり、熊とも闘っている。自然の中で鍛えてるんだ。まあ、高山は熊よりも小さいから大丈夫だろう」と豪語した。

リベンジに燃える高山「俺こそ仕返ししたいよ」

3.17両国大会で対戦する武藤&フライ、高山&河野 【全日本プロレス】

 こんなフライに対して、「俺もその試合で眼窩底(がんかてい)骨折したし、その後首もおかしくしたし、挙げ句の果てには脳梗塞で倒れたからね。俺こそ仕返ししたいよ。あの時はヤツは勝ってるんだから、今度は俺が勝ちたいね」と高山。伝説の殴り合いの再現も期待されるが、「まあ、あるかもしれないね。ただし、レフェリーがそれでカウントを取ってきても止まらないよ。だから、レフェリーは気をつけておけよ。それを止めると大暴動が起きるからな!」とこちらもやる気満々だ。
 また、「熱い熱意を感じているよ。俺もアドレナリンをいっぱい出してやろうと思っている」と、二人のやり取りを見ていた武藤も刺激を受けた様子。河野も、「後楽園でタイトルマッチに負けましたけど、再浮上のきっかけにします。3人の空気に負けない存在感を出します」と鼻息荒く語るなど、フライと高山に負けないモチベーションの高さを見せていた。
 なお、既に来場が発表されている小橋建太は第2試合終了後に登場し、ファンにあいさつをするという。こちらも注目だ。
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