マウリシオ・ショーグン 名勝負12番史=UFC

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2006年2月26日 PRIDE 31 マーク・コールマン戦 結果TKO負け

試合中の脱臼で敗北、その後は両陣営入り乱れての大乱戦となった 【t.SAKUMA】

 アローナを倒したショーグンにとって、残された使命は1つ。その伝説を1試合ずつ更新していくことだった。そしてそのいけにえには、マーク・コールマンが指名された。

 しかしコールマンにテイクダウンを奪われた時、ひじを脱臼してしまい敗れてしまった。そして試合そのものよりも興味深かかったのは、ヴァンダレイ・シウバやフィル・バローニを巻き込んでの試合後の乱戦だろう。そしてショーグンとコールマンの両者はおよそ3年後にUFCで顔を合わせる。そしてその時はショーグンが第3ラウンドでTKO勝利を収めた。

2006年9月10日 PRIDE 無差別級グランプリ 2006 決勝戦 シリル・ディアバテ戦

代名詞の踏み付けでショーグンは復活勝利 【t.SAKUMA】

 コールマン戦の負傷からの復帰戦で、ショーグンは長い手足から「ザ・スネーク」の異名を持つシリル・ディアバテと対戦した。ディアバテはショーグンが対戦した中で最も打撃の技術に優れたファイターだったかもしれない。そしてディアバテは試合序盤からその手強さを見せつけた。

 これに対しショーグンは賢いファイターなら誰もが取る戦法で応じた。ショーグンは自分の得意分野で対抗したのだ。ショーグンにとってそれはグラウンドでの勝負だった。ショーグンはUFCでは禁じられている踏みつけにより勝利した。こうしてショーグンは復活を遂げたのだった。

2006年10月21日 PRIDE 32 ケビン・ランデルマン戦

PRIDE初の米国大会、ランデルマンを足関節で仕留めた 【t.SAKUMA】

 PRIDE初のアメリカ興行で、ショーグンは全米のファンにインパクトを与えたかった。そしてそのためには、コールマンとはチームメイトである元UFCヘビー級王者ケビン・ランデルマンを倒す必要があった。加えて、クイントン・ジャクソンと同様にランデルマンはショーグンの兄ムリーロ・ニンジャを倒していた。そのことがショーグンをさらにやる気にさせた。

「モンスター」の異名を持つランデルマンは試合開始からショーグンに襲い掛かるが、それをやり過ごしたショーグンは関節技をしかけてランデルマンを犠牲者リストに加えた。

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