ダブルメイン王者揃い踏み、城戸完勝も卜部は不完全燃焼=Krush
ナオキック、“狂拳”竹内、板橋のベテラン勢が健在ぶりをアピール
ナオキック(左)らベテラン勢が奮闘! 【t.SAKUMA】
今回がKrush2戦目となった元RISEスーパーフェザー級王者の板橋寛は、1Rに左ストレートのカウンターでダウンを奪うと一気に猛ラッシュ。左フックでダウンを追加し、後藤勝也をコーナーにくぎ付けにして連打を叩き込み、1R終了間際に3ノックダウンでKO勝利。「僕はまだ終わっていない。これからベルトを獲りに行く」と改めて王座挑戦をぶちあげた。
約1年ぶりのKrush参戦となった“狂拳”竹内裕二は大沢文也と壮絶な殴り合いを展開。1Rに左フックでダウンを奪われた竹内だったが、2Rに左フックでダウンを奪うと、右ストレートからの左フックで大沢から2度目のダウンを奪う。大沢も再び左フックのカウンターでダウンを奪い返すが、3Rに右ストレートと左フックで竹内が立て続けにダウンを奪う“狂拳”ぶりを発揮。竹内の左フックで大沢はファイティングポーズをとることが出来ず、竹内がトータル6度のダウンが乱れ飛ぶ乱打戦を制した。
そして6月の板橋戦で見事な復活劇、進化した姿を見せたナオキックこと石川直生は、ムエタイスタイルながら激闘を連発している翔センチャイジムと激突。試合は1Rに左ストレートでダウンを奪われた石川が、再開直後に飛びヒザ蹴りでダウンを奪い返すという波乱の幕開けとなる。しかし2R・3Rは前に出る翔に石川がタイミングよく右ストレートと飛びヒザ蹴りを当てるという展開が続き、そのまま試合終了。タフな翔を振り切った石川は「これからも行けるところまで行って、キックの素晴らしさを世に広げたい」とファンにアピールした。
WILDRUSHリーグ優勝は山崎、来年タイトル挑戦が決定
63キロ級のリーグ戦は山崎(右)が優勝、海外に流出したベルト奪回を宣言 【t.SAKUMA】
最終戦を前に優勝の可能性を残していたのは勝ち点9の山崎と勝ち点7の塚越仁志。逆転優勝にはKO勝利が絶対条件の塚越は、ハードパンチャーのTaCaにダウンを奪われて判定負け。これにより最終戦を待たずして山崎の優勝が決まったが、山崎は最終戦でも高橋幸光にきっちり勝利し、無傷の全勝優勝となった。
WILDRUSH優勝で−63kg王者トーマス・アダマンドポウロスへの挑戦権を獲得した山崎は「トーマスには道場の尾崎(圭司)さん、梶原(龍児)さんがやられているけど、日本にしっかりベルトを持って帰ってくる」と海外に流出したタイトルの奪還を宣言した。
2013年にビッグマッチ! 1月14日・代々木第二体育館大会が決定
来年1月14日に代々木進出、「期待してください」と宮田プロデューサー 【t.SAKUMA】
WILDRUSHリーグ表彰式後、場内スクリーンで12月14日(金)の後楽園ホール大会がチームドラゴンの10周年記念興行として行われること、そして来年1月14日(月・祝)に代々木第二体育館で大会を開催することを発表。
リングに上がったKrush宮田充プロデューサーは「2013年に代々木大会は開催を悩んでいたのですが、迷ったら前に出る、ということで決定しました。新宿FACEでも後楽園ホールでも代々木第二でも熱いファイトを見せられると思います。ファンのみなさんどうぞご期待ください」とビッグイベント開催への意気込みを語った。
10月8日(月・祝)東京・後楽園ホール
<ダブルメインイベント第2試合 スーパーファイト 60.5kg契約 3分3R・延長1R>
○卜部弘嵩(チームドラゴン)
(延長R2分8秒 TKO)
●グザヴィエ・バスター(フランス)
<ダブルメインイベント第1試合 スーパーファイト 70.5kg契約 3分3R・延長1R>
○城戸康裕(谷山ジム)
(判定3−0)
●ラドウィック・ミレー(フランス)
※30−26、30−26、30−26
<セミファイナル スーパーファイト Krush −60kg Fight 3分3R・延長1R>
○石川直生(青春塾)
(判定3−0)
●翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
※28−27、28−27、28−27
<第5試合 スーパーファイト 61kg契約 3分3R・延長1R>
○“狂拳”竹内裕二(菅原道場)
(3R1分53秒 KO)
●大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
<第4試合 スーパーファイト Krush −60kg Fight 3分3R・延長1R>
○板橋 寛(スクランブル渋谷)
(1R2分54秒 KO)
●後藤勝也(池袋BLUE DOG GYM)
<第3試合 Krush −63kg WILDRUSH League 2012 3分3R>
○山崎秀晃(チームドラゴン)
(判定2−0)
●高橋幸光(はまっこムエタイジム)
※30−28、30−30、30−28
※山崎が勝ち点11で優勝、高橋が勝ち点4
<第2試合 Krush −63kg WILDRUSH League 2012 3分3R>
●塚越仁志(シルバーウルフ)
(判定3−0)
○TaCa(triple−y)
※25−29、25−29、25−30
※塚越が勝ち点7、TaCaが勝ち点5
<第1試合 Krush −63kg WILDRUSH League 2012 3分3R>
●寺崎直樹(青春塾)
(1R1分26秒 KO)
○NOMAN(DTS GYM)
※寺崎が勝ち点1、NOMANが勝ち点6
<オープニングファイト第2試合 Krush −60kg Fight 3分3R>
○神戸翔太(パワーオブドリーム/TEAM AK)
(2R2分31秒 KO)
●大滝裕太(ネクサスジム)
<オープニングファイト第1試合 Krush −55kg Fight 3分3R>
○Kazyoshi(シルバーウルフ)
(2R57秒 KO)
●鎌田裕史(韓道場)