小林可夢偉「初めての表彰台が鈴鹿で驚いた」=日本人3人目、8年ぶりの表彰台獲得

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鈴木亜久里、佐藤琢磨に次ぐ3人目

初めての表彰台を獲得した小林可夢偉(右)と祝福するセバスチャン・ベッテル 【Getty Images】

 F1世界選手権第15戦、日本GPは7日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝が行われ、3番手でスタートした小林可夢偉(ザウバー)が3位に入り、自身初の表彰台を獲得。日本人ドライバーとして史上3人目の表彰台を決めた。共に3位に入った1990年日本GPの鈴木亜久里、2004年アメリカGPの佐藤琢磨に次ぐ快挙となる。なおレースはポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝。リタイアに終わったドライバーランキング首位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)との差を4ポイントとした。

可夢偉「言葉に言い表すことができない」

共同記者会見に出席し、マッサ(左)やベッテル(中央)と会話する可夢偉 【田口朋典】

 レース後、表彰台の上でジャン・アレジ氏のインタビューに応じた可夢偉は、鈴鹿をうめた多くの観衆に向けて感謝の言葉を口にした。

「日本のみなさん、ありがとうございます。初めての表彰台がここ鈴鹿ということで、驚きました。初めて(表彰台を)獲れて良かった。応援をありがとう」

 続けてベッテル、フェリペ・マッサ(フェラーリ)とともに、上位3名による共同記者会見に出席した可夢偉はレースを振り返った。

「今回、ホームグランプリで初めての表彰台を獲ることができました。いろんな応援があって、ここまで来れたと思います。レース中、厳しい展開があったが、今年初めていいポジションから、いいスタートを決めることができて、その結果初めて表彰台を獲ることができた。こういう展開が常に必要だと思います。

 ただ、全体的に今週末にチームは、言葉に表わすことができないぐらい、いろんな仕事をしてくれた。ここでしっかりと結果を残すことができ、また自分自身初めての表彰台が日本ということで、言葉に言い表すことができません。

 レース中はジェンソン(バトン=マクラーレン)が速かったので、抑えることでいっぱいいっぱいでした。展開がよければ、2番にも入れたかもしれませんが、とりあえず3位表彰台に来れて本当に良かったなと思います」

<了>
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