イケシオが１次リーグ敗退、潮田「３試合もできたことはすごく幸せ」＝試合後コメント
潮田「ここまでの過程が私たちには大事だった」
――２回目の五輪で池田選手にとっては初めての勝利でしたが、それ以外に２回目でつかんだことは？
池田 ４年に１回の舞台というのは、すぐ立てるものじゃないから。やっぱり、ここまでのレースで得た物が大きい気もするし。「別物だな」というのを、やっぱり感じた。１本１本の重みというか、そういうのを感じないようにしようと思っていたんですけど。
最後の試合も、何点で（負けて）もいいから自分の好きなようにやりたいと思ったけど、そうはいかずに、やっぱり勝ちたいという気持ちが強くなっちゃうんですよね。そういうのが硬くさせるのかなっていうふうには（感じた）。良いプレーをしたいと思い過ぎている部分も、思わないようにしようと言っていたけどあったと思う。アスリートだから、心のどこかに勝ちたいという気持ちは絶対にあるし。
なんか、オリンピックレースでも１本１本の重みはあるけど、オリンピックでの１本１本の重みというのは、全然別格だなって思ったから。得たことっていうか、オリンピックってそういう場なんだな、とあらためて感じました。
潮田 信太郎さんが言ったように、やっぱり、ここまでの過程が私たちには大事だったというか。北京が終わって一時は（現役を）辞めようと思ったところから、もう１回ゼロから、ランキング外からスタートして、この４年間くじけそうになりながらもここ（ロンドン）だけ見て頑張ってこられたので。
正直、これで得た物ってないと思うんですけど、難しいなというのはもう１回感じました。私はもう１回（五輪の舞台に）立てて良かったなという気持ちの方が強いかな、やっぱり。
――ロンドンにたどり着いたことの意味が大きかった？
潮田 それもすごく大きいと思いますし、家族やチームスタッフやいろいろな人が支えてくれて、ここまでたどり着いたというのは、すごく大きなことだったと思う。それはすごい甘い考えかもしれないですし、やっぱりオリンピックって結果がすべてだと思いますし、メダルを取れなかったことに関しては厳しく自分の中で反省する点というか、受け止めなければいけない現実だとは思っているんですけど。
でも、そればっかりだったら、やっぱり、今までやってきたことがすべて無駄になってしまう気もするし。自分でちゃんと頑張ってきたところは、自分で認めてあげたいなっていう気持ちが……。
――池田選手が言った「ミックスの難しさをあらためて感じた」というのは、どういう点？
池田 今回を通して感じたのは、３戦ともいつもディフェンスが安定している部分があったんですけど、どうしても男の攻撃から良い展開が作れなくて、知らず知らずに自分たちにプレッシャーがかかってきて、プレーが小さくなっていく部分があった。女子ダブルスだとそういう部分は少ないと思う。
やっぱり、男が女に強い球を打つからこそ、お互いに引いちゃう部分もあって。そういうのが、こういう緊張感のある場面になるとマイナスに働いちゃって、今回は３戦を通じてディフェンスから良い形を作れなかった。そういう部分が難しかったなと。気持ちでは（相手が球を高めに）上げたときに「前へ、前へ」と言っているんだけど、どこかですごく引く部分があったのかなというふうには思います。
池田 ４年に１回の舞台というのは、すぐ立てるものじゃないから。やっぱり、ここまでのレースで得た物が大きい気もするし。「別物だな」というのを、やっぱり感じた。１本１本の重みというか、そういうのを感じないようにしようと思っていたんですけど。
最後の試合も、何点で（負けて）もいいから自分の好きなようにやりたいと思ったけど、そうはいかずに、やっぱり勝ちたいという気持ちが強くなっちゃうんですよね。そういうのが硬くさせるのかなっていうふうには（感じた）。良いプレーをしたいと思い過ぎている部分も、思わないようにしようと言っていたけどあったと思う。アスリートだから、心のどこかに勝ちたいという気持ちは絶対にあるし。
なんか、オリンピックレースでも１本１本の重みはあるけど、オリンピックでの１本１本の重みというのは、全然別格だなって思ったから。得たことっていうか、オリンピックってそういう場なんだな、とあらためて感じました。
潮田 信太郎さんが言ったように、やっぱり、ここまでの過程が私たちには大事だったというか。北京が終わって一時は（現役を）辞めようと思ったところから、もう１回ゼロから、ランキング外からスタートして、この４年間くじけそうになりながらもここ（ロンドン）だけ見て頑張ってこられたので。
正直、これで得た物ってないと思うんですけど、難しいなというのはもう１回感じました。私はもう１回（五輪の舞台に）立てて良かったなという気持ちの方が強いかな、やっぱり。
――ロンドンにたどり着いたことの意味が大きかった？
潮田 それもすごく大きいと思いますし、家族やチームスタッフやいろいろな人が支えてくれて、ここまでたどり着いたというのは、すごく大きなことだったと思う。それはすごい甘い考えかもしれないですし、やっぱりオリンピックって結果がすべてだと思いますし、メダルを取れなかったことに関しては厳しく自分の中で反省する点というか、受け止めなければいけない現実だとは思っているんですけど。
でも、そればっかりだったら、やっぱり、今までやってきたことがすべて無駄になってしまう気もするし。自分でちゃんと頑張ってきたところは、自分で認めてあげたいなっていう気持ちが……。
――池田選手が言った「ミックスの難しさをあらためて感じた」というのは、どういう点？
池田 今回を通して感じたのは、３戦ともいつもディフェンスが安定している部分があったんですけど、どうしても男の攻撃から良い展開が作れなくて、知らず知らずに自分たちにプレッシャーがかかってきて、プレーが小さくなっていく部分があった。女子ダブルスだとそういう部分は少ないと思う。
やっぱり、男が女に強い球を打つからこそ、お互いに引いちゃう部分もあって。そういうのが、こういう緊張感のある場面になるとマイナスに働いちゃって、今回は３戦を通じてディフェンスから良い形を作れなかった。そういう部分が難しかったなと。気持ちでは（相手が球を高めに）上げたときに「前へ、前へ」と言っているんだけど、どこかですごく引く部分があったのかなというふうには思います。
池田「ミックスは潮田としか組まない」
――そこをレベルアップさせるために、自分でトライしようと思う部分は？
池田 個人的にミックスをですか？ 今のところは、潮田が続けてくれるなら（笑）。まあ、冗談ですけど。ミックスは自分の中では潮田としか組まないって思っているので。次、僕はどうするか分からないんですけど、ゆっくり考えて。オリンピックはもう終わったので、ゆっくり考えて結論を出したいと思っています。
――「勝ちたい」と欲が出るということは、まだモチベーションが残っている？
池田 いや、でもね（笑）。そんな簡単に良いプレーはさせてくれないからね。でも、うん。「勝ちたい、勝ちたい」というのはアスリートだから、誰でも思うし。オリンピックはオリンピックで、もう終わったから。落ち着いてゆっくり休んで、もう１回いろいろ考えたいなと思います。
――ご家族が来られていたと思うが、家族の支えに対する気持ちは？
池田 やっぱり家族が、子供がいてね、嫁がいつも支えてくれていて。レースで半年以上は家を空けていて、それでも文句ひとつ言わずに、朝から練習に行って夜遅く帰ってきても、家のことをちゃんとやってくれていたので、本当に妻には感謝している。子供もこっちに連れて来てくれて、上で「パパ、パパ」って言っているのが聞こえたし、本当にここまで（来られたのは）１人の力じゃない。潮田がいて、妻もいて、息子もいて、みんなの力があったからこそ、ここに来られたし。少し、帰ってゆっくり家族サービスでもできたらなって思っています。
――潮田選手は引退後のことは、まだ何も決まっていない？
潮田：決まってないです。まだ何も考えられないですね。正直、休みたいという気持ちが一番強いので。やっぱり、体も疲れましたし、ずっと走り続けて。心と体を１回休ませて、本当に自分が何をしたいのか、もう１回ゆっくり考えて、自分にできることをやっていきたいです。
＜了＞
（取材・文／高野祐太）
池田 個人的にミックスをですか？ 今のところは、潮田が続けてくれるなら（笑）。まあ、冗談ですけど。ミックスは自分の中では潮田としか組まないって思っているので。次、僕はどうするか分からないんですけど、ゆっくり考えて。オリンピックはもう終わったので、ゆっくり考えて結論を出したいと思っています。
――「勝ちたい」と欲が出るということは、まだモチベーションが残っている？
池田 いや、でもね（笑）。そんな簡単に良いプレーはさせてくれないからね。でも、うん。「勝ちたい、勝ちたい」というのはアスリートだから、誰でも思うし。オリンピックはオリンピックで、もう終わったから。落ち着いてゆっくり休んで、もう１回いろいろ考えたいなと思います。
――ご家族が来られていたと思うが、家族の支えに対する気持ちは？
池田 やっぱり家族が、子供がいてね、嫁がいつも支えてくれていて。レースで半年以上は家を空けていて、それでも文句ひとつ言わずに、朝から練習に行って夜遅く帰ってきても、家のことをちゃんとやってくれていたので、本当に妻には感謝している。子供もこっちに連れて来てくれて、上で「パパ、パパ」って言っているのが聞こえたし、本当にここまで（来られたのは）１人の力じゃない。潮田がいて、妻もいて、息子もいて、みんなの力があったからこそ、ここに来られたし。少し、帰ってゆっくり家族サービスでもできたらなって思っています。
――潮田選手は引退後のことは、まだ何も決まっていない？
潮田：決まってないです。まだ何も考えられないですね。正直、休みたいという気持ちが一番強いので。やっぱり、体も疲れましたし、ずっと走り続けて。心と体を１回休ませて、本当に自分が何をしたいのか、もう１回ゆっくり考えて、自分にできることをやっていきたいです。
＜了＞
（取材・文／高野祐太）