終了間際の失点で敗れた前々節のノジマステラ神奈川相模原戦から中4日。再びアウェイに乗り込んでの一戦となった前節の三菱重工浦和レッズレディース戦は、リバウンドメンタリティーも求められた中、結果は0-2で敗れ、浦和の連勝記録を止めることはできなかった。それでも前半からセレッソは攻守において自分たちの狙いを表現。システムを3-5-2に変えて、「やるべきタスクを明確にした」(鳥居塚伸人監督)ことも功を奏し、0-4で完敗を喫した前回対戦時からの確かな成長はピッチに示した。もっとも、「ウチとしては悪くないゲーム、どちらかと言えばやりたいことができた。浦和は最近の試合に比べると、低いパフォーマンスのゲームだったと思う。それでも結果は2-0で浦和が勝ったことが、今の浦和とウチの差でもある」と指揮官はシビアな目線で現状を見つめる。善戦で満足するのではなく、勝ち切れるようになった時、チームは大きな壁を越える。浦和と次の対戦まで、再び実力を磨いていきたい。