勝敗を分ける、曲がりくねったコースと雨=F1第11戦ハンガリーGP見どころ
マクラーレン勢には不安も
前戦ドイツGPで自己最高位の4位に入った可夢偉はブダペストでも結果を残せるか 【写真:ザウバー】
その一方、マクラーレン勢には不安も残る。ドイツGP決勝ではジェンソン・バトンが速さを見せて2位に入ったものの、雨で刻々とコンディションが変化していった予選でのマクラーレンは競争力を欠いていた。ドライバーは2人とも「タイヤに熱を入れられなかった」とコメントしているが、この問題を解決できずにハンガリーGP決勝が雨になった場合、マクラーレンが失速する可能性もある。
また、ロータス勢にも優勝のチャンスはあると見られる。開幕から速さを見せ続けているものの、なかなか優勝には結び付けられていないロータス。だが、暑いコンディションを得意にしていることから、もし予選と決勝が暑い中で行われれば、チャンスは大きいだろう。逆に雨になった場合、ロータスがどのような競争力を見せるのか未知数だ。
ザウバー、ウエットでの対策がカギに?
ドイツGPでザウバー勢は、ドライでは速かったものの、ウエットコンディションではライバルに後れを取っていた。決勝がウエットになる可能性があることも考えると、ウエットで失速した原因を突き止め、対策することがいい結果を残すカギになるだろう。
ハンガリーGPを終えると、F1は3週間の夏休み期間に入る。どのドライバー、チームも、いい結果を残して夏休み入りすることを目指すハンガリーGP。開幕は27日(金)現地時間10時(日本時間17時)。決勝は29日(日)現地時間14時(日本時間21時)にスタートする。
<了>