モンスターに継承された“大橋イズム” 尚弥陣営を支える本物志向のボクシング愛

長谷川亮
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ネリとの東京ドーム決戦に臨む井上尚弥をモンスターに育てあげた大橋秀行会長(奥)。井上陣営の強さはこの最強タッグあってこそだ 【写真は共同】

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、元2階級世界王者で現WBC同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)と5月6日に東京ドームで相まみえる。ボクシングの興行が東京ドームで開催されるのは実に34年ぶりの出来事。パウンド・フォー・パウンド(PFP)のランキングでもトップ争いをする稀代のボクサー“モンスター・井上”の晴れ舞台としてはこの上ないシチュエーションだろう。

 井上の強さは誰もが認めるところだが、彼一人の力でここまでの地位を築いたわけではない。井上の素質を信じ、常に支えてきた陣営の結束力やプロモーション力も目を見張るものがある。中でも自身も“150年に1人の天才”と謳われたボクサーだった大橋秀行会長の功績は見逃せない。日本ボクシング界の一大イベントとも言える「5.6東京ドーム決戦」を成功させ、井上は日本人ボクサーがまだ見ぬ境地を進み続けるのだろうか。裏方から活躍を支える井上陣営の動きにスポットを当てる。

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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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